IoT

IoT(Internet of Things)とは、人、動物、機械など、あらゆるモノをインターネットに接続する構想です。これまでのように、人間が自らの意思をもってコンピュータを使ってインターネットへ接続するのではなく、様々なデバイスが自動でインターネットへ接続して情報をやり取りできる環境を指します。

デバイスによって収集されたデータは、インターネットを通してほかのシステムと共有されることで、リアルタイムでの情報の分析や、デバイス同士での自立行動への活用が可能となります。

「ビッグデータ」、「人工知能」といった技術革新により、あらゆるモノがネットワークでつながり、現実世界の情報が瞬時にデータ化します。その大量のデータを活用した様々なモノの自動制御が進展し、産業や社会構造が大きく変わろうとしています。

IOTは電力事業だけに適用されるわけではなく、幅広い業界で活用できます。例えば、身につけて持ち歩くことができるウェアラブルデバイスに取り付けられた生体センサーでユーザーの健康データを収集し、インターネット経由でデータを送ることで医師が患者の健康状態をリアルタイムで把握するといったことができます。また、電力に関しては、複数のデバイスがお互いのデータを共有・連携することで、システム全体が自立して稼働するスマートハウスやスマートシティといったことも実現できます。

 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス