ピークカット/ピークシフト (Peak shaving, peak shifting)

ピークカット/ピークシフト (Peak shaving, peak shifting)とは

Peak shaving refers to the controlling of electricity consumption to reduce the peak electricity demand. Peak shifting refers to the use of electricity to avoid peak demand periods by using storage batteries and other techniques.

「ピークカット」は、電力需要のピークを低く抑えるように電力消費を制御することをいいます。「ピークシフト」は、蓄電池などの手法で、電力需要のピーク時間帯を避けて電気を使うことです。

「ピークカット」には、ピーク時間帯の電気料金を高めに、それ以外の時間帯を低めに設定する方法や、ピークシフトに報奨金や協力金を支払う手法などがあります。需要家は最も使用量の多い時間帯の電力消費を抑えれば、最大デマンドを下げることができ、基本料金を削減できます。

「ピークシフト」では、昼間の電気使用量が多い場合、電気使用量の少ない夜間や早朝に蓄電池などに電気を蓄えておき、その電気を昼間に放電して使います。ピークカットと同様に最大デマンド(過去一年間で最も使用量が高かった時間帯の電力)が下がり、基本料金を削減できます。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス