総括原価方式（Fully distributed cost method）

総括原価方式（Fully distributed cost method）とは

A method of setting rates used for electricity, gas, water and other utility services. Rates are calculated by adding an appropriate profit margin to the costs for fuel, equipment, operation, labor and other items required for stable supply of energy and subtracting utility fee income.

燃料費、設備費、運転費、人件費など、エネルギーの安定供給に必要な費用に適切な利潤を加え、公共料金収入以外の収入を引いて料金を計算する方法です。電気やガス、水道などの公共サービスに使用されています。

利潤は、電気事業者の資金調達コストとしての支払利息などに充てられます。これによって、事業者の一存で料金の値上げをすることはできず、国の審査が必要となります。一方で、値下げ時は届出制となっており、柔軟に変更が可能です。また、事業者の利潤が大きい場合には、国から料金値下げの命令が出されます。