みどりの食料システム戦略 (Green Food System Strategy)
みどりの食料システム戦略とは
A strategy developed by the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries to achieve both increased productivity and sustainability in the food, agriculture, forestry and fishing industries through innovation.
農林水産省が2021年5月に策定した、「食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現するための戦略」です。
現在、日本の食料・農林水産業は、気候変動や生産基盤の脆弱化、コロナ禍の影響による生産・消費の変化への対応といったさまざまな問題を抱えています。また、アジアモンスーン地域の新食料システムを提案していく必要もあり、迅速かつ持続可能な食料システムの構築が課題とされています。
2050年までに目指す姿として、「農林水産業のCO₂ゼロエミッション化の実現」や、「化学農薬の使用量(リスク換算)半減」「化学肥料の使用量を30%減らす」などがあります。また、調達、生産、加工・流通、消費の各段階で取り組みを推進しています。これらの取り組みによって、雇用の増大や地域所得の向上、豊かな食生活の実現を図っています。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より