水素基本戦略 (Basic Hydrogen Strategy)

水素基本戦略とは

水素を再生可能エネルギーと並ぶ新しいエネルギーの選択肢として、世界に先駆けた水素社会を実現するために、2050年のビジョンとその実現に向けた2030年までの行動計画を示したものです。

Refers to the vision for year 2050 and action plan until 2030 to accomplish the goal of realizing a hydrogen society ahead of the rest of the world by making hydrogen a new energy option amongst other renewable energy sources.

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水素基本戦略は、2017年12月の「第2回再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議」で決定されました。政策の策定には、経済産業省、国土交通省、環境省、文部科学省、内閣府などが関わっており、水素の生産から利用まで、各省にまたがる規制の改革、技術開発、インフラ整備などの政策群を、同じ目標の下に統合するとしています。

2021年現在、日本の水素流通価格は1キログラム当たり約1,100円ですが、政府はガソリンやLNG(液化天然ガス)などの従来エネルギーと同じ程度のコストにする必要があるとして、2030年に330円、将来的に220円に引き下げる目標を掲げています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
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