水素(Hydrogen)

水素とは

次世代のクリーンエネルギーとして注目されている、無色無臭の地球上で最も軽い気体です。

Lightest colorless and odorless gas on earth that is attracting attention as a next-generation clean energy source.

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水素は、水などのように他の元素との化合物として地球上に大量に存在します。酸素と結びつけることで発電したり、燃焼させて熱エネルギーとして利用できますが、その際、CO₂を排出しません。

また、電気を使って水から取り出せるのはもちろん、石油や天然ガスなどの化石燃料、メタノールやエタノール、下水汚泥、廃プラスチックなど、さまざまな資源から作れます。製造工程の違いで、グレー水素、グリーン水素、イエロー水素、ターコイズ水素、ブルー水素と、色分けされて呼ばれています。

水素はこれまで主に製鉄所などの産業部門で利用されてきましたが、現在は、自動車や航空機の燃料や、家庭で電気と熱(お湯)を同時に作り出すエネファームなどへの活用が進んでいます。今後も脱炭素化を促進する化石燃料の代替エネルギーとして、さまざまな分野での利用が期待されています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス