代替肉(Meat substitute)

代替肉とは

大豆など植物性原料を使い、肉の味や触感を再現して作られた、肉の替わりとなる植物ベースの食品です。

It is a plant-based food substitute for meat, made from plant-based ingredients such as soybeans to replicate the taste and texture of meat.

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「プラントベースドミート」「フェイクミート」とも呼ばれている代替肉は、大豆の他にも小麦、エンドウマメ、ソラマメなどを原料として使ったものもあります。代替肉は、もともとベジタリアン(菜食主義者)やヴィーガン(動物性食品を一切取らない人)の多い欧米で流行が拡大しましたが、最近は日本のスーパーなどにも並ぶようになりました。

近年、代替肉が注目される要因は、畜産業による環境問題が深く関わっています。世界の畜産業が出しているCO2の排出量は、地球全体での排出量の約15%を占めていると言われています。家畜を育てるためには、莫大な土地や餌が必要です。水もたくさん使います。そして家畜が出す糞などの処理も多額のコストがかかります。加えて牛が出すゲップには多量のメタンが含まれるため、非常に多くのCO2が排出されます。

このように、畜産は環境負荷を増加させる要因の一つであるため、今後、代替肉の市場がさらに拡大することで、環境負荷を減らすことが期待させれています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
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