気候変動枠組条約(United Nations Framework Convention on Climate Change)

気候変動枠組条約とは

大気中の温室効果ガスの濃度の安定化を目的とし、地球温暖化がもたらすさまざまな悪影響を防止するための国際的な枠組を定めた条約です。

A treaty that aims to stabilize the concentration of greenhouse gases in the atmosphere and establishes an international framework to prevent various adverse effects of global warming.

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「気候変動に関する国際連合枠組条約」、「地球温暖化防止条約」とも呼ばれます。1992年、リオデジャネイロで開かれた環境と開発に関する国際連合会議(UNCED、地球サミット)で採択されました。155ヵ国が署名し、その後、1994年3月に発行されました。

締約国の義務として、温室効果ガスの排出・吸収の目録、温暖化対策の国別計画の策定などがあります。

この条約の国連交渉の会議には、最高意思決定機関である締約国会議(COP)や、実施に関する補助機関(SBI)、化学的・技術的な助言に関する補助機関(SBSTA)などがあります。事務局はドイツのボンにあります。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より