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グリーン・リスキリング

発売日:2025年8月31日
出版社:電気書院

執筆者:井口和宏

グリーン・リスキリングの写真

GX(グリーントランスフォーメーション)時代における持続可能な未来へのキャリアシフト!
GXビジネス世界5兆ドルの巨大マーケットで、あなたの市場価値が跳ね上がる 日本初の脱炭素領域に特化した総合人材サービス企業の創業者が伝授!

本書は地球を救うグリーン人材へのガイドブックです。
グリーン人材開発協議会代表、国際大学学長の橘川武郎氏、推薦。

著者情報

グリーンタレントハブ 代表取締役


グリーン人材開発協議会 発起人

井口和宏氏

1985年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。アイアンドシー・クルーズ(じげんにM&A)にて、人材紹介事業にプレイングマネージャーとして従事したのち、電力・ガス領域の新規事業立ち上げをマネージャーとして推進。2018年の創業に参画したシェアリングエネルギーでは、事業開発室長・エバンジェリストとして新規事業開発、広報/PR、マーケティング業務をけん引。数少ない成長産業のひとつである脱炭素領域で、圧倒的に人材が足りていないことに当事者として課題意識と可能性を感じ、2023年にグリーンタレントハブを創業。グリーン人材開発協議会発起人。

解説/内容

GX(グリーントランスフォーメーション)時代における持続可能な未来へのキャリアシフト! GXビジネス世界5兆ドルの巨大マーケットで、あなたの市場価値が跳ね上がる 日本初の脱炭素領域に特化した総合人材サービス企業の創業者が伝授!

本書のコンセプトと構成/目次等

目次

はじめに

第1章 グリーン・リスキリングへの招待
1 グリーン経済の到来とジャスト・トランジション
2 需要と供給のギャップ──職があっても人がいない
3 グリーン人材とは誰か? “脱炭素スキル”の中身
4 グリーン・リスキリングは一部の人の話ではない
5 「消費者の問題」ではなく「キャリアの問題」
6 本書を通じて読者が得られること

第2章 あなたの仕事は10年後も生き残るか?
1 世界の政策がキャリアを直撃する──IRAとEU政策
2 「やる人」と「やらない人」の末路──二極化が始まっている
3 グリーンスキルを持たない人の実態──昇進・転職に影響も
4 グリーン人材不足がもたらす空前のチャンス
5 今の仕事が脱炭素に“巻き込まれる”可能性?
6 グリーン人材争奪戦──今すぐ動くとき

【コラム1】
日本の環境エネルギー分野に「チャンスの窓」が到来
対談 河村 修一郎(環境エネルギー投資 代表取締役社長)×井口 和宏

第3章 世界の脱炭素政策と主要企業事例
1 EUのスキル戦略:2030年までに2500万人のリスキリング
2 EUが進める「脱炭素×雇用×教育」のトライアングル戦略
3 キャリアパスを「再設計」するのが当たり前の時代へ
4 日本との違い──「数値目標」と「実行・評価」の有無
5 米国:IRAと米国雇用プランの実態
6 米国のパリ協定離脱――脱・脱炭素時代の到来?
7 英国/シンガポールのGX政策に学ぶ
8 日本の政策とボトルネック――スキルと制度の遅れ
9 大企業(フォルクスワーゲン、グーグルなど)の成功事例
10 スタートアップ企業の挑戦──資金と人材のミスマッチ
11 教育機関・MOOCによるリスキリングの民主化
12 日本のGX人材育成の現状と課題、今後の期待

【コラム2】
グリーン人材1億人構想――Terra.doが描く「気候キャリア」の新常識
対談 アンシュマン・バプナ(Terra.do CEO<最高経営責任者>)×井口 和宏

第4章 脱炭素市場のトレンドとキャリア機会
1 脱炭素領域のカオスマップ──業界ごとの全体像をつかむ
2 グリーン人材のスキルの3階層ピラミッド
3 あなたのスキルはどこで活かせる? キャリアチェンジ例
4 欧米で増加中の新しいグリーンジョブとは?
5 気候ファイナンス/CO2可視化/ZEB設計:成長市場の実情
6 シニア・副業プレーヤーが活躍する余地
7 副業・業務委託――“1日2時間から”のグリーン参画
8 既存スキルをグリーンジョブにつなげるための“思考の型”
9 実践のヒント 4つの視点で棚卸してみよう
10 「自分の価値は、再編集できる」

【コラム3】
動けない組織に未来はない――人的資本と脱炭素時代の人材戦略
対談 永島 寛之(トイトイ 代表社員/中央大学企業研究所 客員研究員)×井口 和宏

第5章 グリーン・リスキリングプログラムの紹介
1 どう選ぶ? あなたに合ったプログラムの見極め方
2 海外――キャリアアップ向けプログラム(Terra.doなど)
3 海外――企業向けリスキリング内製事例(フォルクスワーゲンなど)
4 日本――グリーン・リスキリング施策
5 “政策連動型プログラム”によるグリーン・リスキリング
6 地方自治体・地域と連携して進めるグリーン・リスキリング
7 オープンイノベーション――コミュニティを活用したグリーン・リスキリング

【コラム4】
E&Eコミュニティが果たす役割
対談 溝手 翠(CIC Institute シニアマネージャー)×井口 和宏

第6章 グリーン・リスキリングの成功事例
1 グリーンキャリア移行の4ステップサイクル
2 サイクル全体の設計思想
3 各ステップの役割と特徴
4 なぜ、「サイクル」なのか?
5 まとめ:あなたのキャリアは、もう「グリーン対応済み」
6 ケース1 異業種からのグリーンキャリア
7 ケース2 副業・業務委託からのグリーンキャリア
8 ケース3 女性シニアのグリーンキャリア
9 成功パターンと失敗パターンの分岐点

【コラム5】
人生100年時代の「仕事のポートフォリオ」のつくり方
対談 出馬 弘昭(グリーンタレントハブ シニアアドバイザー)×井口 和宏

おわりに──「人」から始めるグリーン転換

著者メッセージ

あなたのキャリアは持続可能か? 本書の構成――Why/What/Howであなたのキャリアを再設計する

第1章・第2章(Why)
脱炭素が引き起こす産業転換と雇用の二極化――「やる人」と「やらない人」の差は、静かに、でも確実に広がり始めています。いま動くべき理由を、データと事例から明らかにしていきます。

第3章・第4章(What)
世界の政策、企業の動向、そしてグリーン市場の全体像を、カオスマップとスキル分類を通じて視覚化――「あなたのスキルがどこに通用するか?」が具体的に見えてきます。

第5章・第6章(How)
転職・副業・業務委託といったリアルな実例を基に、「未経験でも選ばれる人」の行動パターンを紹介――グリーン・リスキリングでキャリアを広げた人たちの「思考と行動」から、あなた自身の最適ルートを探ります。

本書を読み終えたとき、あなたの頭の中には、次の4つのステップが明確に残っているはずです。

①経験の棚卸→②スキルの抽出→③キーワード化→④市場接続

これは、筆者が提唱する「グリーンキャリア移行サイクル」です。このサイクルを一度でも自分の手で回し始めたとき、キャリアの景色が変わります。あなたのこれまでの経験は、思っている以上に価値があります。その価値を、気候変動という「これからの時代」に橋渡しする方法を本書の中に詰め込んでいます。

グリーン人材とは、知識が豊富な人ではありません。肩書きが立派な人でもありません。それは、変化にワクワクできる人、学びながら自分を更新し続けられる人のことです。キャリアの持続可能性は、企業や制度が保証してくれるものではありません。未来を問われているのは、ほかでもない、あなた自身です。本書が、あなたの「次の一歩」を後押しする、確かなガイドブックになることを心から願っています。

2025年6月 みずみずしい緑の鎌倉にて
グリーンタレントハブ 代表取締役
井口 和宏

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