カーボンニュートラル-図で考えるSDGs 時代の脱炭素化 -

2022年7月21日
技報堂出版

山﨑耕造

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2020年、日本政府としては初めて「2050年までに二酸化炭素のネット(正味)排出量をゼロにする(カーボンニュートラル)」との政策目標を表明しました。カーボンニュートラル(炭素中立)とは、実際にカーボン(炭素)をゼロにするのではなく、二酸化炭素を主とする温室効果ガスの大気中の増加分を正味ゼロ(ネットゼロ)にする意味です。本書では、カーボンニュートラルの技術や課題について、幅広く、かつ、やさしく解説します。

著者情報

名古屋大学名誉教授
自然科学研究機構核融合科学研究所名誉教授
総合研究大学院大学名誉教授

山﨑耕造氏

1949 年富山県生まれ。1972年東京大学工学部卒業。1977年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了・工学博士。名古屋大学プラズマ研究所助手・助教授、核融合科学研究所助教授・教授を経て、2005年4月より名古屋大学大学院工学研究科エネルギー理工学専攻教授。その間、1797年より約2年間、米国プリンストン大学プラズマ物理研究所客員研究員、1992年より3年間、(旧)文部省国際学術局学術調査官。2013年3月名古屋大学定年退職。現在、名古屋大学名誉教授、自然科学研究機構核融合科学研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。
主な著書に『トコトンやさしい環境発電の本』『トコトンやさしい量子コンピュータの本』『トコトンやさしい相対性理論の本』『トコトンやさしいエネルギーの本(第2版)』(以上、日刊工業新聞社)、『楽しみながら学ぶ物理入門』『エネルギーと環境の科学』(以上、共立出版)など

解説

2020年、日本政府としては初めて「2050年までに二酸化炭素のネット(正味)排出量をゼロにする(カーボンニュートラル)」との政策目標を表明しました。カーボンニュートラル(炭素中立)とは、実際にカーボン(炭素)をゼロにするのではなく、二酸化炭素を主とする温室効果ガスの大気中の増加分を正味ゼロ(ネットゼロ)にする意味です。本書では、カーボンニュートラルの技術や課題について、幅広く、かつ、やさしく解説します。

本書の内容

    【全体概要】
    第1章 カーボンニュートラルのあらまし(全体概要)
    第2章 カーボンニュートラルのエネルギーと環境(地球温暖化問題)

    【技術編】
    第3章 カーボンニュートラルの技術のあらまし(脱炭素技術概要)
    第4章 カーボンニュートラルの創エネ技術(脱炭素電源開発)
    第5章 カーボンニュートラルの省エネ技術(脱炭素製品開発)
    第6章 カーボンニュートラルのリサイクル技術(炭素資源再利用)
    第7章 カーボンニュートラルのアセスメント技術(炭素排出量算定)

    【政策編】
    第8章 カーボンニュートラルの日本の取組み(脱炭素国内政策)
    第9章 カーボンニュートラルの世界の取組み(脱炭素国際協調)

    【未来編】
    第10章 カーボンニュートラルの未来(未来エネルギー展望)