クリーンエネルギーの技術と市場 2022

2022年2月15日
シーエムシー出版

シーエムシー出版編集部

クリーンエネルギーの技術と市場 2022の写真

★世界が脱炭素社会へ急速に舵を切る中、注目を集めるクリーンエネルギーや再生可能エネルギー! ★温室効果ガス排出量削減対策として、最大限の活用が求められるクリーンエネルギーなどの脱炭素電源! ★多種多様なクリーンエネルギーの技術動向と、市場規模・参入企業などの市場動向から、クリーンエネルギーの今に迫る!

本書のコンセプトと構成/目次等

  1. 【基礎編】
  2. 第1章 持続可能な社会を目指す再生可能エネルギー等の活用について
    第2章 再生可能エネルギー大量導入と電力系統の技術的・制度的課題
    第3章 再生可能エネルギー導入を支える蓄電池制御システムとその実例
    第4章 太陽光発電
    第5章 風力発電・洋上風力発電
    第6章 水力発電
    第7章 バイオマス発電・熱利用の動向
    第8章 廃棄物(ごみ)発電・熱利用の動向
    第9章 バイオマス燃料生産の技術動向
    第10章 藻類バイオ燃料の商業化に向けての課題と課題解決に向けた取り組み
    第11章 水素エネルギー
    第12章 PEFC/SOFCの技術開発動向
    第13章 2050年ゼロカーボン社会に向けた太陽熱利用の現状と課題及び展望
    第14章 地熱発電技術
    第15章 雪氷冷熱エネルギー利用の現状と展開
    第16章 海洋エネルギーの技術と市場

  3. 【市場編】
  4. 第1章 日本におけるクリーンエネルギーの現状
    第2章 エネルギーの種類別市場動向

著者インタビュー

 クリーンエネルギーは、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)など、地球温暖化・大気汚染の原因となる物質を排出しなかったり、排出したとしても問題にならない程度に少なかったりするエネルギーである。
 世界が脱炭素社会へ急速に舵を切る中、風力/太陽光発電といった再生可能エネルギーや電気自動車などのクリーンエネルギー業界はしっかりと利益が出る体質になりつつあり、中長期的な事業の持続可能性が高まっている。
 EUは2020年1月、欧州グリーン・ディールによって今後10 年間で1兆ユーロの投資を促す方針を発表した。また、米国はバイデン大統領の就任とともにパリ協定へ復帰し、4年間で2兆ドルのインフラ投資を公約として掲げている。さらに、中国は2030年までに二酸化炭素排出量を減少に転じさせ、2060年までにカーボンニュートラルを目指すと表明している。これらの動きに対して、日本は2050年までにカーボンニュートラルを目指すと発表、再生可能エネルギーを主力電源化する意向を示した。
 経済産業省資源エネルギー庁によると、2030年度の再生可能エネルギー導入量は、2030年度の温室効果ガス46%削減に向けた野心的なものとして、合計3、360~3、530億kWh程度(電源構成では36~38%)を目指すとしている。
 上記のようにクリーンエネルギー普及へ向けた動きの中で、多種多様なクリーンエネルギーの国内における技術動向や市場規模・参入企業などの市場動向をまとめたいとの考えから本書を企画した。
 本書【技術編】では、第一線でご活躍中の専門家の方々にお願いし、再生可能エネルギーの活用について、電力系統の技術的・制度的課題、蓄電池システム、太陽光発電、風力発電・洋上風力発電、水力発電、バイオマス発電・熱利用、廃棄物(ごみ)発電・熱利用、バイオマス燃料、藻類バイオ燃料、水素エネルギー、燃料電池、太陽熱、地熱発電、雪氷冷熱エネルギー、海洋エネルギーなど主要なクリーンエネルギーを中心にその動向について執筆頂いた。
  【市場編】では、日本におけるクリーンエネルギーの現状やエネルギー種別市場動向について、その市場動向/業界・企業動向について調べあげた。
 本書がクリーンエネルギーに関する技術開発、製品販売、導入利用されている方々へ向けて、マーケティング活動の一助となれば幸いである。