中国山西省で世界初の「パンダ型」の巨大メガソーラー、半分の50MWがグリッドに正式接続
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Panda Green Energy Groupは6月、中国山西省で世界初の「パンダ型メガソーラー」を系統に接続したと発表しました。発電所の全体としては設備容量が100MWの予定となっており、今回は第一段階として半分の50MWが試験運転に入った形となります。
世界初、中国で50MWのパンダ型メガソーラーが系統に接続
近年、中国は再生可能エネルギーへの投資を拡大しており、グローバルなマーケットでもリーダーシップを発揮しています。米国のエネルギー経済・財務分析研究所(IEEFA)による報告書によると、2015年度の中国における国内再生可能エネルギー(大規模水力除く)投資額は、前年比17%増の約1000億米ドルとなりました。これは、世界の再生可能エネルギー投資額の3分の1を超える規模で、第2位の米国の441億米ドルと比較しても2倍以上の規模となります。
このように世界をリードする中国の再エネ市場ですが、その中国のエネルギー開発事業者であるPanda Green Energy Groupは、中国山西省で世界初の「パンダ型メガソーラー」を送電網に接続し、試験運転段階に入ったと発表しました。発電所全体としては、100MWの設備容量を計画しており、今回はその内の半分ほどの50MWがグリッドに接続することとなります。
パンダの太陽光発電所は、中国の国宝、ジャイアントパンダのイメージに基づいて設計されています。黒色部分は単結晶シリコン太陽電池で構成され、白色部分は薄膜太陽電池とn型二面太陽電池で構成されます(図1)。

図1 パンダ形メガソーラー完成予想図 出典:Panda Green Energy Group
このパンダ発電所については、2015年11月、米国オレゴン州の青少年代表であるAda Liさんが、パリで開催されたCOP21の演説で触れています。Ada Liさんは、気候変動に対処するために、世界中の若者を惹きつける「Panda Solar Farms」の開発を呼びかけました。彼女の提案は、各国の代表者からの肯定的な回答と支持を得ることとなりました。
その後、Panda Green Energy社は2016年5月に、今回のプロジェクトの建設を第10回SNEC(国際太陽光産業および太陽光発電展示会)にて公式に提案し、同年9月1日に国連開発計画(UNDP)と協力することで合意しています。その結果、同年11月20日にパンダ発電所のプロジェクトが正式に立ち上がることとなりました。
このパンダ発電所プロジェクトは、2017年5月14日に北京で開催された一帯一路フォーラムで、中国政府と国連が署名した共同建設の行動計画に正式に組み込まれることとなりました。
100MWのパンダ発電所が完成すると、25年で32億kWhの電力を供給することができ、これは約100万トンの石炭を節約することに相当し、274万トンの二酸化炭素排出を削減します。また、今後5年間で、Panda Green Energy社は「パンダ100プログラム」を実行し、「一帯一路」に沿ってパンダ発電所を建設していく予定です(図2)。

図2 将来のレイアウト 出典:Panda Green Energy Group
2017年の上半期の発電量は10億kWh、前年比60%以上の増加
Panda Green Energy Groupの2017年第2四半期の発電量は、5億6000万kWhに達し、前年比で63.7%の増加となりました。2017年の上半期の発電量は10億kWhに達し、こちらも前年比で60%以上の増加となっています(図3)。

図3 Panda Green Energy Groupの総発電量の詳細 出典:Panda Green Energy Group
2017年の上半期に達成した10億kWhもの太陽光発電量は、33万トンの石炭を節約することに相当し、CO2換算では86万トンの排出量削減に相当します。また、約56万世帯の年間電力需要に対応することが可能です。SO2排出量では8316トン、もしくはNOx排出量では7715トン削減することなり、これは4700万本分の樹木の働きと同等の効果となります。
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