秋田県で6.6万kWの風力発電事業を実施、一般家庭約4万世帯の電力に

2016年05月22日

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

秋田県で6.6万kWの風力発電事業を実施、一般家庭約4万世帯の電力にの写真

5月20日、ウェンティ・ジャパン(秋田県)、三菱商事(東京)、シーテック(愛知県)の3社は、秋田県において国内最大級の風力発電事業を共同で実施すると発表しました。

秋田県で風力発電、一般家庭4万世帯分の電力、2019年に販売開始予定

ウェンティ・ジャパン、三菱商事の100%子会社である三菱商事パワー及びシーテックの3社は、共同で「秋田潟上ウインドファーム合同会社」を設立しました。同社を通じ、風力発電事業を展開していくとしています。

今回の風力発電は秋田県潟上市及び秋田市にて設置されます(図1)。本年9月に建設工事が着手され、総事業費は200億円超となる見込みです。発電出力は約6.6万kWとなり、一般家庭約4万世帯に相当する電力を生み出します。発電する電力は2019年前半を目処に、東北電力に向けて売電を開始する予定です。

秋田潟上ウインドファーム 事業用地

図1 秋田潟上ウインドファーム 事業用地 出典:三菱商事

今回の発電事業の概要
  1. 事業主体   :秋田潟上ウインドファーム合同会社
  2. 設置場所   :秋田県潟上市及び秋田市
  3. 発電出力   :約6.6万kW(3MW級風車×22基)
  4. 年間想定発電量:約142,000MWh(一般家庭約4万世帯に相当)
  5. 出資比率   :ウェンティ・ジャパン:51.0%、三菱商事パワー:43.9%、シーテック:5.1%

ウェンティ・ジャパン、秋田県で風力発電事業を展開

ウェンティ・ジャパンは、秋田をはじめとする日本海側地域のきわめて恵まれた風資源を活用して、風力発電事業の開発を積極的に展開している企業です。運営、保守・管理などの関連付随事業も行っています。すでに、秋田県内で運転中の2つの風力発電事業に関与しています。今回の風力発電を含めると、少なくとも6箇所36基の風力発電施設を開発中です。

三菱商事、建設中を含めると約7.3万キロワットのメガソーラーを運営

三菱商事は、再生可能エネルギーについては、現在全国で建設中を含め持分容量約7.3万キロワットのメガソーラーの事業運営を行っています。今後は風力発電、地熱発電、バイオマス発電等に注力し、クリーンエネルギーの開発を推進していく方針です。また、コンビニのローソンと共同で「MCリテールエナジー株式会社」を設立、家庭向け電力小売事業に参入しています。

シーテック、今回の風力発電事業を含め15万キロワットの運営

シーテックは、中部電力グループの中核企業として電力流通設備の建設・保守業務を行っています。低炭素社会の実現に貢献すべく、太陽光・風力・水力発電等の再生可能エネルギー事業に幅広く取り組んでいます。風力発電に関しては、これまで、「ウインドパーク美里」など三重県を中心に事業運営しています。今回の風力発電開発により、風力発電事業として、持分容量15万キロワットの開発・運営に係わることになります。

秋田県の風力発電ポテンシャル、全国で4位

秋田県の風力発電ポテンシャルは高く(図2)、特に沿岸部は全国でも有数の風況に恵まれた地域です。そのため、多くの風力発電所の開発が進められています。今回の発電事業も、こうした豊富な風資源を活用すべく、秋田県が実施した県有保安林での風力発電事業の公募に応じて開発されたものです。

陸上風力の都道府県別の賦存量分布状況

図2 陸上風力の都道府県別の賦存量分布状況 出典:環境省

全国における陸上風力のポテンシャルは都道府県別でみると、北海道が最も高いです。北海道の中では道東地域が最も高く、道北地域、道南地域、道央地域と続きます。

この続きを読むには会員登録(無料)が必要です。

無料会員になると閲覧することができる情報はこちらです
電力の補助金

補助金情報

再エネや省エネ、蓄電池に関する補助金情報を一覧できます

電力料金プラン

料金プラン(Excel含)

全国各地の料金プラン情報をExcelにてダウンロードできます

電力入札

入札情報

官公庁などが調達・売却する電力の入札情報を一覧できます

電力コラム

電力コラム

電力に関するコラムをすべて閲覧することができます

電力プレスリリース

プレスリリース掲載

電力・エネルギーに関するプレスリリースを掲載できます

電力資格

資格取得の支援

電験3種などの資格取得に関する経済支援制度を設けています

はてなブックマークGoogle+でシェア

執筆者情報

一般社団法人エネルギー情報センターの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

EICは、①エネルギーに関する正しい情報を客観的にわかりやすく広くつたえること②ICTとエネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること、に関わる活動を通じて、安定したエネルギーの供給の一助になることを目的として設立された新電力ネットの運営団体。

企業・団体名 一般社団法人エネルギー情報センター
所在地 東京都新宿区新宿2丁目9−22 多摩川新宿ビル3F
電話番号 03-6411-0859
会社HP http://eic-jp.org/
サービス・メディア等 https://www.facebook.com/eicjp
https://twitter.com/EICNET

関連する記事はこちら

イーレックス、沖縄県で最大のバイオマス発電、全量を県内に供給予定の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年06月16日

新電力ネット運営事務局

イーレックス、沖縄県で最大のバイオマス発電、全量を県内に供給予定

6月15日、イーレックスは沖縄県におけるバイオマス発電事業を推進させるた め、準備会社の設立を取締役会において決議したと発表しました。バイオマスを主燃料とする発電所としては、沖縄県内最大規模の設備となる見通しとなり、全量が県内の顧客に供給される予定です。

パナソニックの太陽光発電、夏場の発電効率低下を約半減、出力温度係数は世界最高水準の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年05月26日

新電力ネット運営事務局

パナソニックの太陽光発電、夏場の発電効率低下を約半減、出力温度係数は世界最高水準

パナソニックは5月24日、シリコン系太陽電池モジュールの出力温度係数において、量産レベルとして世界最高水準となる-0.258%/℃を達成したと発表しました。同社のこれまでの出力温度係数は-0.29%/℃であったため、0.032ポイント上回る技術向上を実現したこととなります。

大林組、3MWクラスの大型風力発電でも超大型クレーンを使わずに組み立てる装置を開発の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年05月22日

新電力ネット運営事務局

大林組、3MWクラスの大型風力発電でも超大型クレーンを使わずに組み立てる装置を開発

5月19日、大林組は巴技研と共同で、大型風車であっても超大型クレーンを使わない組み立てを可能とする「ウインドリフト」を開発しました。陸上用では最大規模となる3MWクラス大型風車でも対応可能であり、建設コストの低減も期待できる装置となります。

日本初、三井造船が機械式の波力発電装置を設置、9年間に及ぶ研究成果の写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年05月15日

新電力ネット運営事務局

日本初、三井造船が機械式の波力発電装置を設置、9年間に及ぶ研究成果

5月10日、三井造船は日本で初めて「機械式波力発電装置」を設置し、波力発電の実証試験を開始したと発表しました。新たな運転制御方法の効果、荒天時の耐久性の確認など実証項目を確認し、2017年の夏頃まで実施する予定です。

蓄電池を併設するメガソーラーとしては国内最大級、リチウムイオン電池の容量は17.5MWhの写真

一般社団法人エネルギー情報センター

2017年04月28日

新電力ネット運営事務局

蓄電池を併設するメガソーラーとしては国内最大級、リチウムイオン電池の容量は17.5MWh

4月28日、ソフトバンクグループのSBエナジーと三菱UFJリースは、大規模太陽光発電所である「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク 2」を設置し、共同で発電事業を行うと発表しました。出力規模は約 64.6MWとなり、蓄電池併設型の太陽光発電としては国内最大級となります。