石油元売り3位の東燃ゼネラル、3種類の電気料金プランで小売参入
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石油業界でJX・出光興産につぐ売り上げ規模(3兆円超)の東燃ゼネラル石油が、一般家庭向けの料金プランを発表しました。2017年4月を目処にJXと統合といった発表で大きく話題となった東燃ゼネラルが販売する電力の概観を見ていきたいと思います。
自社ブランド「myでんき」、セット割引などを排除し分かりやすいプラン構成
東熱ゼネラル石油は、「myでんき」と呼ばれる自社ブランドの「標準プラン」「たっぷりプラン」「まとめてプラン」の3種類で電力小売り業界に参入します。電力小売に参入する多くの企業が電気と他のサービスとのセット割を提供している中、「myでんき」では基本的に電力料金のみで勝負をするシンプルで分かりやすい構成になっています。
myでんきの「標準プラン」は、従来の東京電力などが提供している「従量電灯」に相当し、「たっぷりプラン」は使用量が多いほど値引き率が高くなり、「まとめてプラン」は一定の電気をまとめて購入することで割安になる特徴を持っています。比較的、電力使用量が多い世帯をターゲットとしており、30A未満のサービスは現在のところ提供しません。
標準プランの特徴
標準プランは東京電力の「従量電灯B/C」に相当し、一般家庭を対象としています。東京電力の料金プランと比較すると、基本料金と電力量料金を3~6%割引した料金を設定しています (図1、図2)。
東燃ゼネラル石油のプラン
図1 標準プランの料金構成 出典:東燃ゼネラル石油
東京電力のプラン
図2 従量電灯B/Cの料金構成 出典:東京電力
たっぷりプランについて
たっぷりプランは、同社の標準プランと似たような料金構造となっておりますが、300kWh超過の電力で単価が安く設定されています (図3)。目安としては、東京電力の従量電灯B/Cで月間の電気代が11500円以上である場合は、同社の標準プランよりもたっぷりプランを選択するとより金額を削減できると考えられます。
東燃ゼネラル石油のプラン
図3 たっぷりプランの料金構成 出典:東燃ゼネラル石油
まとめてプランについて
まとめてプランは、東京電力が4月から新しく始める「プレミアムプラン」に対応したものです。プレミアムプランよりも安い価格設定を意識した金額となっており (図4、図5)、特に基本料金と定額料金の部分では13%以上安くなるケースもあります。
東燃ゼネラル石油のプラン
図4 まとめてプランの料金構成 出典:東燃ゼネラル石油
東京電力のプラン
図5 プレミアムプランの料金構成 出典:東京電力
東燃ゼネラル石油の電気プランによる料金削減効果
東燃ゼネラル石油は基本的には電力のみの販売なので、強みを打ち出すには、東京電力の価格より安いことが求められます。そのため、東京電力の料金プランを意識した価格構成となっており、需要家に対してシンプルに安さで訴求していく戦略であると考えられます(図7)。
出典:東燃ゼネラル石油
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執筆者情報
一般社団法人エネルギー情報センター
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