メガソーラーの第2回入札、最安は16.47円/kWh、しかし上限額の15.50円を下回らず「落札者なし」に

2018年09月10日

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

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低炭素投資促進機構は9月4日、2MW以上の大型太陽光発電を対象にした第2回入札の結果を公表しました。上限額は15.50円/kWhでしたが、入札に参加した全ての事業計画について、上限価格を下回る応札が無かったため、「落札者なし」との結果になりました。

メガソーラー第2回入札の結果公表

2017年4月から施行された改正FIT法により、価格競争を促す等の観点から、出力2000kW以上の太陽光発電設備については入札制度が導入されることとなりました。

第1回目のメガソーラー入札(出力2000kW以上)の結果については、2017年11月21日、低炭素投資促進機構が公表しました。落札9件で最安値は17.2円、最高値は21円/kWhという結果になりました。

第2回入札の結果については、2018年9月4日に同機構により公表されました。上限額は15.50円/kWhと設定(非公表)されましたが、入札に参加した全ての事業計画について、上限価格を下回る応札が無かったため、「落札者なし」との結果になりました。

上限価格「15.50円」は非公表となり、開札後に公表される

今回の第2回メガソーラー入札については、「落札者なし」との結果にはなりましたが、当初の募集していた容量は250,000kWでした。「入札参加資格の審査のために提出された事業計画」の合計は19件であり、合計393,128kWであったため、この時点では募集容量を超える応募がありました。

この後、「入札に参加することができる旨が通知された件数」は合計15件であり、出力の合計は334,400kWでした。この内、実際に入札参加した件数の合計は9件であり、出力合計としては196,960kWの規模となり、募集容量を下回りました。

今回、「落札者なし」となった大きな要因は、「15.50円/kWh」と設定された供給価格上限額です。入札された9件のうち、最低価格の案件でさえ16.47円/kWhとなり、上限価格を約1円上回る結果になりました。第一回目の最安値は17.2円であったため、約0.7円/kWhの改善が見られましたが、しかし「15.50円/kWh」を下回ることはなく、「落札者なし」となりました(図1)。

第2回目、不落の事業計画一覧

図1 第2回目、不落の事業計画一覧 出典:低炭素投資促進機構

2017年に実施された太陽光第1回入札では、募集容量を応札量が下回り、上限価格で落札された案件がありました。具体的には、第1回入札の募集容量は500MWでしたが、実際の応札量は募集量に大きく満たない約140MWでした。また、供給価格上限額は21.00円/kWhと設定されましたが、2件の案件が上限額での落札となりました(表1)。

こうしたことから、昨年度の調達価格等算定委員会において、今回の上限価格「15.50円」は非公表となり、開札後に公表することとされました。これを受けて、2018年8月2日に非公開の調達価格等算定委員会が開催され、その意見を尊重して経済産業大臣が決定しました。

落札者名(法人名) 供給価格(円/kWh) 発電設備の出力(kW)
株式会社HINA 17.2 7,260
カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社 17.97 15,400
自然電力株式会社 18.97 18,000
19.39 10,500
QソーラーB合同会社 19.5 12,000
X-Elio17合同会社 19.95 30,000
ハンファエナジージャパン株式会社 20.49 30,006
ロイヤルリース株式会社 21 5,600
有限会社新日邦 21 12,600

表1 第1回目の落札結果 出典:低炭素投資促進機構資料より作成

第3回入札の募集容量は196,960kWの見込み

メガソーラー第3回入札(平成30年度下期)の募集容量については、太陽光第2回入札の応札量が250MWを下回ったため、196,960kWと設定されます。入札制度が始まる当初、資源エネルギー庁による改正FIT法の資料で、入札量は第1回~第3回で合計1~1.5GWと想定されていましたが、1、2回目ともに募集量に満たないため、1GWに届かない形となりました(第1回500,000kW、第2回250,000kW、第3回196,960kWの合計946,960kW)。

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