ブレント原油

ブレント原油とは

ブレンド原油とは、主にイギリスの北海にあるブレント油田から採鉱される硫黄分の少ない軽質油のことです。米国アトランタに本部のあるICE(Intercontinental Exchange:インターコンチネンタル取引所)の傘下となったIPE(International Petroleum Exchange:ロンドン国際石油取引所)で取引されています。

世界の主要な石油消費地として、「北米」「欧州」「アジア」の3つの地域があります。この3大市場には、原油価格決定において基準となる「指標原油」と呼ばれる原油があります。北米の指標原油がWTI(ウエスト・ テキサス・インターミディエート)原油、欧州は北海で生産されるブレント原油、そしてアジアは中東産のドバイ原油です。

WTI原油とブレント原油の価格比較

原油の質は、硫黄分で測られることが多くあります。硫黄分が少ない方が高級です。その順番は一般的に、高級なものから、WTI原油、ブレント原油、ドバイ原油の順になっています。

WTI原油が一番多くガソリンを生産できる軽質油原油であるため、価格差はWTI原油が最も高く、1~2ドル/バレル程度、常にWTI原油が上回る状態が続いていました。しかし、2010年後半からWTI原油とブレント原油との価格差は逆転し、2011年6月には20ドル/パレルを超える差ができ、現在(2017年4月)に至るまでブレント原油はWTI原油を上回っているケースが多くなっています。

ブレント原油の背景

スポット・ブレントは軽質スイート原油であり、1980年代半ばにはプラッツ、アルガス、ICISロンドン・オイル・レポートと言った専門の価格情報業者が値付けする北海原油の第一位のベンチマーク・ブランドとなりました。

スポット・ブレントという言葉は北海での現物原油取引を表し、産油量の低下に対応するために、数々の変化を経験してきたのです。ブレントは、指数の物理的な埋め合わせのために既に数多くの変更を行っており、現在(2014年3月)ではブレント、フォーティーズ、オセバーグ、エコフィスクの4つから構成されています。この4つのグレードの中で最低のものが、スポット・ブレントの価格を決定します。

ブレント原油の取引

スポット・ブレント価格と現物BFOE(ブレント、フォーティーズ、オセバーグ、エコフィスク)に関連する投資商品の価格は、主にフォーティーズが決定してきました。

2013年のセオバーグ及び、エコフィスクのいわゆる高品質のプレミアムの追加により、この二つのグレードがBFOEの中で競争力を増しましたが、フォーティーズは依然としてBFOEグレードの主要グレード(2014年4月時点)です。生産量で見ると、フォーティーズとエコフィスクが比較的多い状態にあります。

アジア生産者が使用するブレントのベンチマーク(指標)

2014年2月時点で、北海原油のアジア市場への流入が増加しています。ブレントがグローバルに関連しているという事実がここ数年(2014年前後)で高まり、アジアでの成長が見られました。アジアの原油産出国の一部は、タピス油田やミナス油田を犠牲にしても原油販売の基礎としてブレントを採用しています。