分散型電源 （Distributed generation）

分散型電源 （Distributed generation）とは

A system in which electricity generated by multiple small-scale power generation facilities is used within the same area. Also called distributed power grid. Renewable energy is used as the main source of power supply, and storage batteries are installed at the power generation facilities.

複数の小規模発電施設で発電した電力を、その地域内で利用する仕組みのことで、「分散型電力網」とも呼ばれます。エネルギー供給源として主に再生可能エネルギーが利用され、発電施設には蓄電池が設置されます。

一般的に、出力が安定しないという欠点が再生可能エネルギーにはありますが、複数の発電所を用いて電力需要に合わせて最適制御を行うことで需給バランスを調整し、安定的に電力を供給することができます。また、建設費用が安価で、送電によるエネルギーロスが少ないというメリットもあります。一方で、実用化にはコスト面での課題があり、特に蓄電池はコストが高く、さらなる高性能化・長寿命化も求められています。