社会的共通資本 (Social common capital)
社会的共通資本 (Social common capital)とは
Proposed by Japanese economist Hirofumi Uzawa, the term refers to the natural environment and social infrastructure capable of sustaining an attractive society for people, living an economically-prosperous life and developing an excellent culture.
「豊かな経済生活の営みと優れた文化を展開して、人に魅力ある社会を維持できる自然環境や社会的装置」のことで、日本の経済学者である宇沢弘文氏が提唱しました。
社会的共通資本の形態は「自然環境、社会的インフラストラクチャー、制度資本」の3つのカテゴリに分類されています。「自然環境」には山、森林、川、海洋、土壌、大気が、「社会的インフラストラクチャー」には道路、鉄道、上・下水道、電力・ガスが、「制度資本」には教育、医療、金融、司法が含まれます。
これらが利潤追求の目的で市場に委ねられることをよしとせず、「職業的専門家の知見と倫理観に基づいて管理・運営されるべきだ」としています。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より