フェアトレード (Fair trade)
フェアトレード (Fair trade)とは
「発展途上国との公正な貿易」のことで、労働者の適切な権利や労働環境を守り、労働者に対して公正な賃金を支払うことです。
Trade that is carried out with developing countries in a fair manner that protects the proper rights and working conditions of workers and ensures fair wages for workers.
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1946年に、アメリカのNGO団体「Ten Thousand Villages」が、プエルトリコの女性たちが作った手工芸品を販売したのが始まりとされています。それまで国際貿易において、発展途上国の労働者に適正な賃金が支払われないことが多かったことが背景にあります。
1980年代に「フェアトレード・ラベル(国際フェアトレード認証ラベル)」が作られ始め、2002年にはフェアトレード・ラベルのデザインが世界共通になりました。代表的なフェアトレード商品は、コーヒー豆やチョコレートなどの食料品、衣料品です。
先進国にはフェアトレード専門店も多数あります。また、フェアトレード商品はコーヒーショップやスーパー、コンビニなどで買うことも可能で、「買い物を通じた国際支援」ともいわれています。
「生産者に仕事の機会を与える」などのフェアトレードの10の指針を、「世界フェアトレード機関(WFTO)」が定めており、多くのフェアトレード団体はこの10の指針を基準にしています。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[上級編]」より