モーダルシフト (Modal shift)

モーダルシフトとは

Modal shift is a shift in the mode of cargo transport from trucks and other vehicles to rail and ships, which have a smaller environmental impact.

トラックなど自動車での貨物輸送を、環境負荷の小さい鉄道や船舶へ転換することです。1トンの貨物を1km運ぶ際のCO₂排出量は、トラック(営業用貨物車)に比べ、船舶は約1/5、鉄道は約1/13です。

モーダルシフトは、労働力不足の解消や働き方改革の観点からも注目されています。数百kmの長距離運転が、モーダルシフトによって転換拠点が生まれ、運転距離が短くなるので、業務を効率的に行うことができます。

国土交通省では「流通業務の総合化および効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」による支援や「モーダルシフト等推進事業」で、補助事業も実施しています。また、国土交通省と経済産業省が共同して「グリーン物流パートナーシップ会議(グリーン物流の重要性の共有と交流を促進する会議)」を開催しています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より
 5日間でわかる 系統用蓄電池ビジネス