インターナルカーボンプライシング (Internal carbon pricing)
インターナルカーボンプライシングとは
企業が内部的に使用する炭素価格のことです。「ICP(Internal carbon pricing)」や、「社内カーボンプライシング」「社内炭素価格」とも呼ばれています。
It is a price put on carbon emissions by companies for internal use.
もっと詳しく
企業が独自に自社の炭素排出量に価格を付け、何らかの金銭価値を付与します。価格の上げ下げは柔軟にできます。世の中の動向を踏まえて、企業の低炭素への活動・CO₂削減への取り組みを、柔軟に変化させることが可能です。
近年、導入企業が拡大しており、2018~2019年にかけて、世界で1,300社以上での導入決定または導入検討がされています。価格設定の方法は、排出権価格・同業他社価格のベンチマークなどの外部情報の活用から、内部的な意思決定によるものまで、いくつかの種類があります。
主な価格設定の方法に、「シャドープライス(Shadow Price)」「内部炭素課金(Internal Fee)」「暗示的価格(Implicit Price)」などがあります。難易度や温暖化対策の実効性を鑑み、自社が取り組みやすい方法を選択できます。
「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[中級編]」より