洋上風力発電 (Offshore wind energy)

洋上風力発電とは

Energy generated from the wind at sea. Wind energy uses the power of the wind to turn a windmill, and the rotational motion of the windmill is transmitted to a generator to generate electricity.

海洋上における風力電力のことです。風力発電は風の力を利用して風車を回し、風車の回転運動を発電機に伝えて電気を起こします。洋上では陸上に比べてより大きな風力が得られます。騒音や人的被害リスクが低く、設置場所の確保がしやすい点もメリットになっています。

1991年に世界で初めての洋上風力発電所がデンマークに建設されました。現在はイギリスが先進的に取り組んでいます。日本では、2050年の脱炭素社会実現に向けて、洋上風力が注目されています。日本の排他的経済水域は世界6位と広大な面積があり、ポテンシャルが高いためです。

政府は2040年までに3,000〜4,500万kWの発電量を目標としています。しかしメンテナンスが必要で、その間は発電できないため、実際に発電できる設備利用率は30%程度であることや、コストが高いこと、台風などの期間は停止しなければならないなど、多くの課題があります。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
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