水素化プラント （Hydrogenation plant）

水素化プラントとは

A facility that reacts hydrogen with toluene and turns it into methylcyclohexane (MCH), which is in liquid form at ambient temperature and pressure.

トルエンに水素を反応させて、常温・常圧の液体であるメチルシクロヘキサン（MCH）に転換する設備のことをいいます。

NEDO（新エネルギー・産業技術総合開発機構）は「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合（AHEAD）」とともに、世界初となる国際間で水素を輸送する実証試験を行っています。トルエンを水素キャリアとして用いる「有機ケミカルハイドライド法」を用い、水素を供給地から需要地へ輸送します。

この実証試験では、まずブルネイの水素化プラントで生成したMCHを海上輸送し、神奈川県川崎市内に設置した脱水素プラントで水素を分離して、発電所のガスタービン向けに供給。脱水素で分離したトルエンをブルネイへ逆輸送し、再度水素化を行いました。この一連のプロセスで、国際間サプライチェーンが2020年6月に完成しました。