廃棄物発電

廃棄物発電とは

廃棄物発電は、ごみ発電とも呼ばれ、可燃ごみを焼却する際の熱で蒸気を発生させ、タービンを回す発電方式です。

背景

1990年代後半から問題になったダイオキシン類の解決を機に、廃棄物発電が注目され始め、ごみが資源として見直されるようになりました。また、地球温暖化が進む現在、化石燃料代替となる新エネルギーとして注目されています。

廃棄物発電のメリット・デメリット

廃棄物発電のメリットは、廃棄物を再利用することによって、資源を有効活用でき、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を削減できることが挙げられます。

デメリットとしては、国土の狭い日本などでは、発電効率の良い大規模な廃棄物処理施設の建設は困難であること、ダイオキシンなどの有害化学物質の排出等があります。

新電力と廃棄物発電

廃棄物発電はその他の新エネルギー同様、電力の小売り自由化に伴い、発展途上国などの廃棄物処理開発が進んでいない地域で、新電力会社による発電施設の開発・運営、電力の販売が進められています(ex.マレーシア)。

海外の動き

アメリカやドイツは、積極的に廃棄物発電開発を行っています。アメリカでは、広い国土を利用し発電設備付きの焼却施設が多く建設され、発電規模・効率が日本に比べて高いことが特徴です。欧州全体では、廃棄物は再生可能エネルギーの一つとして考えられ、廃棄物発電の電力買い取りを電力会社などに義務付けている国もあります。

将来の展望と課題点

これからの電力自由化時代に向け、水力や風力発電と同様に、日本でも廃棄物発電も新エネルギーとしての活躍が期待されますが、環境面(ex.ダイオキシン類の排出)、財政面(ex.発電施設付きの廃棄処理施設の建設)において、解決されるべき課題が多くあります。