スイッチング支援システム

スイッチング支援システムとは

需要者の契約変更手続きを円滑に進めるための支援システムを指します。2016年4月以降、電力自由化が行われたことで、これまでは決められた電力会社のみを選択してきた需要者が、電力会社を自らのニーズに合わせて選択出来るようになりました。

これにより、電気代節約などのメリットが挙げられましたが、一方では契約変更手続きの複雑さが問題として生じました。契約変更、送電線・使用電力などの把握は非常に複雑であり、二重契約などの事態を招く危険性がありました。しかし、スイッチング支援システムの導入で、そういった複雑な契約手続きを迅速に進められるようなりました。

スイッチングとは

スイッチングとは、電気供給者(電力会社)の変更のことを指します。スイッチングには、電気需要者(電気の供給を必要とする一般家庭・企業)と供給者、供給者と一般送配電事業者、それぞれの間で電気の供給に関わる契約手続きが必要となります。

供給契約

需要者と供給者との間で締結されます。需要者から供給者へ供給廃止の申し出、新供給者へ供給開始の申し出が要されます。

託送契約

需要者による供給契約の申し出に基づき、一般送配電事業者と供給者との間で締結されます。供給者が需要者の元へ電気を供給するために必要な契約を指します。

円滑なスイッチングに係る制度設計の変更

需要者がこれまでとは異なる供給者から供給を受けようする際、その新供給者は当該需要者の設備情報、電力使用量情報らを各会社の託送部に対し、個別に問い合わせる必要がありました。しかし、新供給者が、広域機関に対して問い合わせを行うことで、需要者の設備情報や最大過去13か月の電力使用量等の情報を、スムーズに取得できるようになっています。つまり、需要者情報の取得が簡易になりました。

また、託送契約手続きについてもスムーズにスイッチングが進むよう制度が変更されています。需要者が同一の場所において、これまでとは異なる供給者から供給を受けようとする際、需要者は双方の事業者に対して申込みを行い、又、旧供給者は託送供給廃止の、新供給者は開始の申込みをそれぞれ各会社の託送部門に、個別に申し込む必要がありました。

しかし、需要者が新供給者に申し込みを、新供給者が広域機関に対して申し込みを行うことで、旧供給者の託送供給廃止及び新供給者の託送供給開始等の変更がスムーズに行われるようになっています。