石油連盟
石油連盟とは
1955年11月に日本の石油精製すなわち原油の輸入・精製、石油製品の全体的な販売を行っている企業の団体として創立されました。この連盟は、石油産業が直面する問題について公正且つ率直な意見によって、問題の解決を促進するとともに、社会的な調和をもとに様々な事業を行っています。
背景
当初、加盟会社は16社ありましたが、現在では14社の会員会社で構成されている基幹的産業団体になりました。石油連盟は、石油精製会社及び石油元売会社で組織されており、“石油の安定供給を維持し、石油産業の健全な発展を図ること”を目的としています。
事業内容
- 石油に関する知識の啓発及び普及宣伝に関すること。
- 石油業に関する意見の発表及び建議に関すること。
- 内外石油事情の調査研究及び統計に関すること。
- 大規模石油災害対応体制整備事業に関すること。
- 会員会社相互の連絡、融和及び親睦に関すること。
石油連盟の取り組み
地球温暖化問題への取り組みの一つとして1997年に策定した“環境自主行動計画”に続いて、2011年に“低炭素社会実行計画”を策定し、地球環境保全に取り組んでいます。この取り組みは、省エネルギー対策を中心とした温暖化対策を進めるべきとの観点に立ち、製油所における省エネルギーの推進を温暖化対策の中心として位置付けています。
石油連盟の目標
現在の石油業界は、構造的な石油需要の減少に直面しており、今後も製油所の精製設備の構成が大きく変化していく可能性があり、 今後の省エネ 努力を精緻に評価出来ない可能性があるため、新たな目標指標として
“2010年以降の省エネルギー対策により、2020年度において追加的対策がない場合、すなわちBAU から原油換算53万KL分のエネルギー削減量を達成する。”
という目標設定をしました。2013年度におけるエネルギー削減量は、約28.6万klcoeとなり、目標に対しての進捗率は54%となりました。