自然環境資本 (Natural environmental capital)

自然環境資本とは

人々に利益をもたらす、再生可能・非再生可能な天然資源のことで、自然資本とも呼ばれます。自然環境が社会経済を支える資本の一つとして位置づけられています。

Renewable and non-renewable natural resources that provide benefits to people. They are also called natural capital. The natural environment is positioned as one of the capitals that support the social economy.

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自然資本のストックから、生態系サービスのフローとして社会に提供されます。自然資本のストックは、地下資源、非生物フロー、生態系資本があります。

地下資源には、非再生可能で枯渇性のある金属・化石燃料などがあります。非生物フローは、再生可能な非枯渇性の太陽光、風、水などです。生態系資本は、森林や生物などです。自然資本のストックの減少は経済の支障へとつながります。

自然資本は、これまで市場価格が適正でなかったことが指摘されてきました。2016年、自然資本を普及するための「自然資本コアリション」というパートナーシップが、「自然資本プロトコル」を発表しました。これは、自然資本への影響・依存度を企業が評価し、経営判断に活用するための枠組です。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
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