廃プラスチック(Plastic waste)

廃プラスチックとは

Plastic products that are discarded after use, as well as plastic waste from manufacturing process and other waste composed mainly of plastic, including tire waste.

使用後廃棄されたプラスチック製品と、その製造過程で出たプラスチックのかす、廃タイヤを含むプラスチックを主成分とする廃棄物のことです。廃プラスチックは「一般系廃プラスチック」と「産業計廃プラスチック」に分けられます。

「一般系廃プラスチック」とは、家庭や店舗、事務所などから出るものです。ペットボトル、食品のパック・トレイ、ビニール袋・ゴミ袋、ラップなどがあります。それらは資源、可燃ごみ、不燃ごみのいずれかに分別されます。「産業計廃プラスチック」とは、工場や店舗などの事業所から出るものです。プラスチック製品の製造・加工、流通過程から出るスクラップや包装資材などがあります。

かつては中国がプラスチックごみを世界中から輸入して買取っていましたが、2017年に中国政府はこれを全面禁止しました。そのため、各国が自国での廃プラスチックの処理対応を迫られています。また、海に流出するプラスチックごみの量は増加しており、これが海洋汚染や生態系に悪影響を及ぼしています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
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