脱炭素(Decarbonation)

脱炭素とは

CO2などの温室効果ガスの排出を抑えたり、排出した温室効果ガスを回収し、温室効果ガスを「実質ゼロ(差し引きゼロ)」にする(カーボンニュートラル)という考え方、取り組みです。

The act of reducing emission of greenhouse gases such as CO₂ and collecting emitted greenhouse gases, thereby achieving net zero emissions of these gases.

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温室効果ガスによって地球温暖化が進んでいます。地球温暖化が進むと異常気象や海面上昇など地球温暖化の問題が起こります。

地球温暖化への影響が特に大きいのがCO2です。CO2など温室効果ガスの排出を防ぐため、世界全体で石油や石炭などの化石燃料からの脱却を目指しています。

2015年のパリ協定によって、脱炭素社会の実現は世界全体の目標となりました。日本でも、2020年10月に菅義偉首相(当時)が「2050年までに温室効果ガスの全体的な排出量をゼロにする」という所信表明演説をしました。さらに2020年12月には、実質ゼロの実現に向けた「グリーン成長戦略」を公表しました。

日本の2019年度の温室効果ガスの排出量は12億1300万トンです。しかし現状、2050年までにゼロにすることは難しいと考えられています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
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