二酸化炭素(CO2)(carbon dioxide)

二酸化炭素(CO2)とは

炭素と酸素の化合物である二酸化炭素(以下、CO2)は、地球温暖化に及ぼす影響が最も大きな温室効果ガスです。

Carbon dioxide(CO₂), a compound of carbon and oxygen, is the greenhouse gas with the greatest impact on global warming.

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CO2は水に溶けやすい性質があります。空気中に約0.03%あり、色も臭いもない気体です。人間や動物の呼吸、有機物が燃えることで空気中に排出され、植物の光合成によって消費されます。

CO2濃度は、産業革命前の1750年の280ppmから2013年には400ppmを超え、40%以上も増加しています。過去20年間における大気中のCO2濃度の増加のうち、4分の3以上は石炭・石油など化石燃料の燃焼によるものです。そのため各国の一人当たりのCO2排出量では、工業化の進んだアメリカ、ロシア、日本などの先進国が大きな割合を占めています。

大気中のCO2の吸収源である森林の減少も原因となり、CO2は年々増加しています。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
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