海面上昇(See level rise)

海面上昇とは

氷河や氷山などの融解や、海水の温度上昇による膨張により、海面(海洋の平均水位)が上昇することです。

Sea level (the average water level of the ocean) rises due to the melting of glaciers and icebergs and the expansion of seawater caused by rising water temperatures.

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海面上昇は、地球温暖化によって南極やグリーンランド、山岳地帯の氷河や大陸氷床が融けたり、海水の膨張などが原因で発生すると考えられています。

IPCCの「第3次報告書」(2001年)によると、温室効果ガスの濃度が現在の増加率で推移した場合、2025年までに地球全体の平均気温は現在より約1度、21世紀末までには約3度上昇することがあり得ると予測されています。それによって海面は、2030年までに約20㎝、21世紀末までには約65㎝(最大約1m)上昇すると予測しています。

海面上昇により、すでに海抜の低い地域では高潮などによる被害が広がっており、日本では海面が1m上昇すると、全国の砂浜の9割以上が失われる可能性があるとの予測もされています。海面上昇は地球温暖化が要因となっているため、地球温暖化の対策を取ることが間接的に海面上昇を防ぐことにつながります。

「キーワードでわかる! 脱炭素と電力・エネルギー[初級編]」より
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