バイオマス熱利用

バイオマス熱利用とは

バイオマス(生物資源量)の燃料から獲得できる熱エネルギーを主に暖房や給湯の熱湯等の熱源として利用することを目的としています。

背景

1997年の京都議定書から再生可能エネルギーの技術開発が急務になっている中、バイオマス熱利用は食品廃棄物などからメタンを燃料とした発電並びに熱供給、植物起源の腐腐食用油を科学変換、精製し交通機関等に利用するなどの取り組みが始められてますが、経済や、バイオマス資源の収集システム、エネルギー変換技術の確立等の問題があります。これからはこの問題解決が重要となっています。

仕組み

原理は火力発電と同じです。バイオマス燃料を燃やすことで得られる熱が水を温め、水蒸気を発生させ、それによってタービンを回して電気を発電します。つまり原料は異なりますが、仕組みは同じとなります。

結果

国内では2012年に利用されたバイオマスエネルギーは原油に換算すると一次エネルギー(世界のエネルギー消費量)の2.1%となりました。国外では2011年では一次エネルギー総供給の10%をしめ、ヨーロッパでは4~5%、開発途上国では13~14%を占めています。

今後の展望

発展途上国の経済成長とともにバイオマス燃料の依存は減りますが、ヨーロッパではバイオマス燃料を交通部門の燃料の10%にする取り組みがあります。またアメリカの大手石油メジャーがバイオマス燃料の開発に力を入れ、バイオマス燃料を扱うベンチャー企業に投資などを行っています。

懸念

バイオマス燃料となる主にトウモロコシ、サトウキビを大量に使用するため、これらのバイオマス燃料を扱うには大規模な土地が必要になること、また大量消費による食物の価格高騰が懸念されます。

解決方法

上記の懸念を解決するには食物の価格に影響を及ぼさない藻類から得られる燃料の開発を行うなどの対策を取ることで、バイオマス燃料を熱利用は成長すると期待されます。