プレスリリース|PRESS
研究・調査報告中部電力、米国の小型モジュール炉開発企業のNuScale Powerへ出資

米国SMR開発企業NuScale Powerへの出資
〜小型モジュール炉の国際連携による研究開発および実証を推進〜
当社は、このたび、米国の小型モジュール炉(以下「SMR(注1)」)開発企業であるNuScale Power(以下「NuScale」)へ出資することを決定し、本日、発行済株式の一部をJapan NuScale Innovation, LLC(以下「JNI(注2)」)を通じて保有する株式会社国際協力銀行(本店 : 東京都千代田区、代表取締役総裁 : 林 信光、以下「JBIC」)との間で持分譲渡に関する契約を締結しました。
NuScaleは、2007年に米国オレゴン州ポートランドに設立されたスタートアップ企業です。同社が開発中のSMRは、米国原子力規制委員会(以下「NRC(注3)」)の設計認証を得ており、米国内のSMRの中で最も審査が進んでいます。
また、NuScale製SMRは、世界10か国以上で導入検討がされていることに加え、米国における初号機プロジェクトは、米国エネルギー省から総額13億米ドルを超える資金支援を受ける予定で、2029年の運開に向けて進行しており、同社は、SMR開発のトップランナーと言えます。
NuScaleの将来の事業拡大により、当社の収益基盤の確保・拡大を目指すとともに、将来に向けて脱炭素社会の実現に不可欠な原子力発電の持続的な活用に向けたあらゆる選択肢を確保していくことが重要であると考えています。
このような次世代技術の社会実装を推進することで当社の企業価値の向上を目指してまいります。
(注1)Small Modular Reactor
原子炉1基ごとの出力を小さくすることで、原子炉の冷却を容易にし、安全性を高めた原子炉。あらかじめ工場でユニット(モジュール)を製造・組み立て、トラックなどで運搬し建設地で据え付けることで、工期短縮や建設コスト、リスク削減が可能。
(注2)NuScaleに出資するために設立された特別目的会社
(注3)Nuclear Regulatory Commission
以上
※以下は添付リリースを参照
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添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/661764/01_202309071659.pdf
会社名 | 中部電力株式会社 |
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会社URL | https://www.chuden.co.jp/corporate/ |