環境・CSR投資 | CRITERIA

任天堂

環境
(33点)
社会
(33点)
ガバナンス
(34点)
合計
(100点)
22 21 19 62

会社概要

日本の大手ゲーム会社で、1889年に創業され、はじめは花札の製造をしていました。現在は家庭用レジャー機器の製造・販売を行っており、家庭用テレビゲーム機ほかにもスマートデバイス向けアプリも配信しています。活動拠点は日本だけでなく、アメリカやヨーロッパなどにも拡大しています。任天堂の有名なキャラクターとして、スーパーマリオブラザーズのマリオがあげられます。

環境配慮

任天堂では2011年の9月より、社長を委員長とした環境委員会を設置しています。環境マネジメントシステムに関する国際規格(ISO14001)をもとに内部環境監査を毎年実施しています。海外にも子会社がある任天堂は、全社員に対する環境教育を実施し、2015年度からはeラーニングテストを行って社員の意識向上を図っています。また、各国で社内のリサイクル商品の分別や、お弁当による廃棄物削減、自宅の電子機器を一時間電源を切るといった省エネ活動も見られます。

商品に対しても環境負荷の低減に取り組んでいて、化学物質の仕様を管理・規制しています。有害な化学物質を含まない製品をつくるため、任天堂独自のグリーン調達基準を設けて、その基準を満たした生産パートナーと部材をそれぞれグリーンサプライヤ、グリーン部品と認定し、全部材をデータベースで管理しています。

ニンテンドー3DSシリーズでは、バッテリーの消費を抑えることができる省エネモードが搭載されていて、Wii Uも同様にあり、さらに定格消費電力75Wという非常に高い省エネ性を実現しています。

製品設計ではリサイクルが難しい素材の使用を削減し、包装材や不要な資源の使用も控えています。例えば取扱説明書では、ソフトウェアの取扱説明書の電子化に取り組み、Newニンテンドー3DSでは、ニンテンドー3DSの時に比べ、紙媒体の取扱説明書のページ数を日本向けでは20ページ削減しました。2012年7月からはパッケージソフトをインターネットによりダウンロードする方式で販売することにより、ニンテンドー3DS用ソフトでは、CO2排出量に換算すると、日本の約324世帯分の年間CO2排出量が削減できます。

社会貢献

任天堂のネットワークサービスを支えるサーバーの開発・構築・運用など、さまざまなソフトウェアエンジニアリングの業務のインターシップの実施をしています。オランダでは学校の授業にゲームを取り入れる活動に協力し、スペインでは難病の男の子のゲームテスターとして働くという夢に協力しました。

アメリカ、イギリス、オーストラリアではNPO法人「スターライト子供財団」を支援しています。病院内で自由に移動させることができる、ゲーム機とテレビ画面が一体となったファン・センターという機器を、難病を患い長期療養を余儀なくされている子どもたちやその家族のために、病院などに寄贈しています。

2015年はスーパーマリオ30周年にあたる年として、400年を迎えた琳派の日本画家によって、風神雷神図モチーフにマリオ&ルイージ図屏風が制作され、日本の芸術にも貢献しています。

ガバナンス

CSR活動をグローバルで進めていくために、主要な海外子会社にもCSR推進チームやCSR推進担当者を配置し、各国での活動状況がグループ間で共有され、必要に応じて任天堂の経営者に報告される体制を整えています。また、CSRの重要性について社員一人ひとりへの浸透を図っていくため、それぞれの地域のCSR推進担当者同士で定期的に意見交換を行いながら、セミナーなど様々な取り組みを各社で進めています。

安全と品質の面では、幅広い年齢層の方に安心して楽しんでもらえる高品質な商品を提供することを目指し、製品の安全性と信頼性を追求しています。一般的な電子機器に求められる安全性に加え、米国の消費者製品安全性改善法や、日本の玩具安全基準(ST基準)などに規定される安全基準も複合的に配慮した、独自の安全設計基準を設けて製品化しています。品質を保証するために研修や設計・製造に関する経験や知識を盛り込んだガイドラインを作成し、ノウハウの共有を図ってきました。

総括

任天堂は京都の本社をはじめ、海外に子会社があるので、全社にいきわたるよう共有して取り組んでいる印象でした。働くという面でも性別、年齢、国籍などにこだわらない人材登用で、CSR推進重点項目の多様性に基づいていると思いました。

三項目の点数に大きな変化はなく、全体的に点数がある企業でした。その中でも点数が一番高い環境では、対策に関する報告や目標がより具体的に記載されていると感じました。

出典元

https://www.nintendo.co.jp/csr/