IoT・AI・データを活用した先進事例8社のビジネスモデルを公開 エネルギーデジタル化の最前線2020

発行年月日:2019年9月26日
発行所:エネルギーフォーラム

執筆者:江田健二

IoT・AI・データを活用した先進事例8社のビジネスモデルを公開 エネルギーデジタル化の最前線2020の写真

エネルギービジネスは、インフラ産業から情報サービス産業へ。Google、Amazonと戦う未来がやってくる!本書は、エネルギービジネスの更なる可能性について解説し、これから挑戦すべき事業として「情報・サービス産業」を提案した書籍です。

著者インタビュー

著者情報

江田健二の顔写真

一般社団法人エネルギー情報センター

理事 江田健二氏

1977年、富山県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカーなどを担当。2005年に起業後、RAUL(ラウル)株式会社を設立。(一社)エネルギー情報センター理事、現職。主な著書にAmazonベストセラー第1位(エネルギー一般関連書籍部門)となった『エネルギーデジタル化の未来』、『エネルギー自由化は「金のなる木」70の金言+α』(以上、2017年、エネルギーフォーラム)。

第1章では、「社会の大きな変化」「これまで以上に情報のビジネス価値が高まる理由」「情報が持つ独自の経済特性」などの説明や将来エネルギー企業のライバルとなりえるGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)が、なぜここまで成功できたのか、これから何を狙っているのかについて解説しています。

第2章では、話題をエネルギー分野によりフォーカスし、「インフラ産業からサービス・情報産業へ」と発展していく必要性、エネルギー情報の可能性、利用価値を向上させるポイント、日本が抱える社会課題との関連性やビジネスチャンスについてまとめています。

第3章では、エネルギー利用情報を活用し事業を立ち上げている国内の8社のインタビューを紹介します。各社のインタビュー部分では、「事業の背景」「狙い」「ビジネスモデル」「課題の解決方法」「将来の展望」などについて詳しく記載しています。実際にエネルギービジネス、情報ビジネスに関わる読者の皆さまにとって、具体的なヒントとなるよう工夫しています。

全体を通して、技術的な専門用語などは、できる限りわかりやすく解説するように心がけました。特に「エネルギー業界」「デジタルテクノロジー」については、あまり詳しい知識を持たなくても無理なく読み進められるように、多数の事例を紹介しています。ぜひ、じっくりと読んでいただき、新しいビジネスの可能性に思いを馳せていただければ幸いです。

目次

第1章 「情報」をめぐる変化の波

・これまでは、○○が情報をデジタル化してきた

・新たなプレイヤーの出現

・変わる情報の「量」と「質」

・「便利」、「快適」が不安を打ち消す

・デジタルツイン――予測の時代へ

・情報が持つ3つの経済特性

・Googleを成功へと導いたビジネスモデル

・GAFAの次なる野望、GDPR、情報銀行

・再びスタートラインを迎える情報ビジネス

第2章 エネルギー利用情報が持つ大きな可能性

・エネルギー×AIソリューション開発

・もうひとつのビジネスチャンス

・かつての1500倍となったエネルギー利用情報

・ディスアグリゲーション技術の進化

・外出中の行動データも集まる時代に

・2つの異なる価値

・循環型社会の実現を促進する「ストックデータ」

・モノ(手段)からコト(成果)へ

・新たな収益源の必要性

・GoogleやAmazonと戦う未来

・「掛け合わせ」で高まる利用価値、政府の動向

・地域課題の解決に貢献し、永続的に繁栄する企業へ

第3章 先進企業8社の事例から学ぶエネルギー情報・サービス産業化

インタビュー、コラム

インタビュー8社(電力会社、ガス会社、通信会社、ハウスメーカー)

エネジーゲートウェイ(東京電力グループ)、ネコリコ(中部電力、IIJ)、東京ガス、大阪ガス、KDDI、エンコアードジャパン(ソフトバンクグループ)、大和ハウス工業、積水化学工業
「事業の背景」「狙い」「ビジネスモデル」「課題の解決方法」「将来の展望」について解説 IoT・AI・ビッグデータ・5G・センサーテクノロジーとビジネスの関係性がクリアにわかります

読者特典
書籍で紹介されている著者作成の図はPowerPointデータとしてダウンロード、ロイヤリティフリーで利用可能