実務 太陽光パネル循環型ビジネス
発売日:2023年5月10日
出版社:エネルギーフォーラム

どうする太陽電池モジュール 大量廃棄時代の2030年代まで待ったなし! リユース、リサイクルのすべてがわかる一冊です。
著者情報
一般社団法人環境エネルギー循環センター 理事
慶應義塾大学経済学部卒、東京大学EMP修了。アクセンチュア株式会社に入社。エネルギー産業本部に所属し、電力会社・化学メーカー等のプロジェクトに参画。その後、RAUL株式会社を設立。一般社団法人エネルギー情報センター理事、環境エネルギー循環センター理事、一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事などを歴任。主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施。
一般社団法人環境エネルギー循環センター 代表理事
小樽商科大学商学部卒業。大手鉄鋼商社、コンサルティング会社を経て、2009年に太陽光発電販売のベンチャー企業立ち上げに参画。2014年に太陽光発電設備のメンテナンス事業を行うテクノケア株式会社を設立。1000を超える設備の定期点検から補修修繕までの維持管理を行う。
一般社団法人エネルギー情報センター 事務局長
中央大学法学部卒業、国家資格キャリアコンサルタント。大手機械メーカー、人材紹介会社、リユース会社に勤務後、株式会社AMBヒトラボを起業。リユース・リサイクル業界の人材紹介、人材開発、経営コンサルティングを実施。大学生・高校生のキャリア教育活動も実施中。
本書のコンセプトと構成/目次等
目次- はじめに
- 第1章 太陽光発電が「本当の意味で」主力電源になるために足りないこと 主力電源になるために超えるべき壁
- 第2章 増え続ける太陽光パネルと改正FIT法の影響 世界の再生可能エネルギー導入状況
- 第3章 太陽光パネルのさまざまな不具合 太陽光発電設備の構成について
- 第4章 太陽光パネルの適切な処分はどのように行っていくべきか 太陽光パネルの廃棄責任は誰に?
- 第5章 新しく生まれる太陽光発電リユース/リサイクルビジネス 世界の太陽光発電システムの導入量
- おわりに
発電の不安定性に対する指摘
最大の壁は持続可能な産業になること
50年かけて普及してきた太陽光発電
リサイクル、リユースビジネスの必要性
日本の再生可能エネルギー導入状況
日本の太陽光発電設備件数と今後の見通し
太陽光発電業界が抱える問題点
改正FIT法の施行
改正FIT法以降の政府の動き
現場で起こっている不具合の事例
1.目視で発見でき発電ロスもない不具合の事例
①取り付け金具/ボルトの緩み
②配線関係の弛み
③スネイルトレイル
2.目視で発見が難しいが発電ロスがない不具合の事例
①ホットスポット現象
②絶縁抵抗低下又は絶縁不良
3.目視で発見可能で発電ロスが発生する不具合の事例
①太陽光パネルのひび割れ
②太陽光パネルの汚れ
③ケーブルの断線
④自然災害による大規模倒壊
4.目視で発見が難しくかつ発電ロスも発生する不具合の事例
①クラスタ故障
②屋根上設置の場合の断線
③落雷による太陽光パネル不良
事業終了前にやってくる大量廃棄時代
設置されている太陽光パネルの枚数
どれくらいのペースで廃棄太陽光パネルが増えるのか
太陽光パネルリユース、廃棄処分の流れ
太陽光パネルのリユースの流れと問題点
太陽光パネルの構成
太陽光パネルに含まれる有害物質
コラム 太陽光パネルのリユース<インタビュー>クローバー・テクノロジーズ
適切な処分方法について
太陽光パネルリサイクル専用装置 コラム 太陽光パネルのリサイクル<インタビュー①>近畿電電輸送
既存設備を活用したリサイクル
コラム 太陽光パネルのリサイクル<インタビュー②>リーテム社
廃棄処分に必要な手続きについて
太陽光パネルの適正リサイクル、廃棄に向けた問題点
世界の太陽光パネル廃棄量
世界の代表的な回収・リサイクルシステム「PV CYCLE」
各国のリユース・リサイクル
次世代太陽光発電技術、日本が貢献できることはあるか