水素エネルギー利用拡大に向けた最新技術動向
発売日:2021年12月8日
出版社:シーエムシー出版

★脱炭素社会実現への貢献が大きく期待される水素エネルギー! ★水素の製造、水素キャリア・水素貯蔵材料、水素の利活用に関する最新技術や材料開発の動向を詳しく解説! ★水素エネルギーの利活用・市場の動向や水素社会構築に向けた取り組み例も紹介!
著者情報
広島大学先進機能物質研究センター 教授小島由継氏
本書のコンセプトと構成/目次等
- 【第1編 概論】 第1章 再生可能エネルギーを取り込むための水素貯蔵材料、液体水素と高圧水素
- 【第2編 水素の製造】 第3章 電解法
- 【第3編 水素キャリア・水素貯蔵材料】 第7章 有機/無機材料と液体水素
- 【第4編 水素利活用の技術動向】 第11章 水素発電へ向けた取り組み
- 【第5編 水素社会構築へ向けた各社の取り組み】 第16 章 福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)における取組み
第2章 水素エネルギーの利活用・市場の最新動向
第4章 人工光合成
第5章 熱化学水素
第6章 苛性ソーダ由来の副生水素の生成とその利活用
第8章 水素吸蔵合金
第9章 水素貯蔵容器
第10章 金属材料の水素脆化感受性評価方法
第12章 定置型燃料電池の研究・開発動向
第13章 自動車動力システムにおける水素利用
第14章 低濃度水素ガスを検出するためのパラジウムナノ粒子の開発
第15章 水素センサとその応用技術
第17 章 CO2フリーアンモニアを用いたエネルギーサプライチェーンの実証
著者インタビュー
循環型でCO2 を発生せず脱炭素社会の形成に貢献し得る再生可能エネルギー(代替エネルギー:太陽熱・光、地熱、風力、バイオマス、水力など)は、クリーンな次世代エネルギーとして注目されている。再生可能エネルギーからは主に電気が得られるが、時間的、空間的(ローカル、グローバル)に変動する。そのため、水素化物(水素貯蔵材料)、液体水素や高圧水素を再生可能エネルギーから製造して貯蔵・輸送、利用するシステム(グリーンエネルギーシステム)の開発が重要になる。
本書では水素エネルギーの利活用・市場の最新動向、水素の製造、水素キャリア・水素貯蔵材料、水素の利活用、水素社会構築へ向けた各社の取り組み、に関して最新の動向を解説して頂く。今後、グリーンエネルギーシステムが開発され、脱炭素社会実現へ貢献することが望まれる。 (「巻頭言」より抜粋)