世界の森からSDGsへ―森と共生し、森とつながる

2022年7月20日
発行:上智大学出版/発売:ぎょうせい

柴田晋吾

世界の森からSDGsへ―森と共生し、森とつながるの写真

「森と共生し、森とつながる時代」を築くための新たな知見と実践手段、世界各地の先駆的取り組み事例を写真を交えながら紹介しています。

著者情報

東北農林専門職大学(仮称)

柴田晋吾氏

京都市山科生まれ。東大農学部林学科卒業後、農林水産省、FAO(国連食糧農業機関)を経て、上智大学教授・大学院地球環境学研究科委員長、パドバ大学客員教授などを歴任。山形県農林水産部勤務。上智大学客員教授。参加・協働型の政策形成やPES(生態系サービスへの支払い)を研究。埼玉県森林審議会会長。

解説

本書では、欧米での研究滞在などを通じて世界各地の森林と関係機関の関係者につぶさに接してきた著者が「森と共生し、森とつながる時代」を築き上げるために必要な新たな考え方と実践手段について、世界各地の先駆的な取り組み事例を含めて解説したものです。
【各編の概略】
第1編の「SDGsの実現と森林」では、SDGsの実現と森林の関わりについて、国際的かつ広範な視点から解説。
第2編の「人々の健康とレクリエーションのために森を活かす」では、欧米における野外レクリエーションの歴史的経緯と課題、野外レクリエーション理世の国際比較等、人々の健康維持のためのレクリエーション利用のあり方について多角的な視点から解説。
第3編の「環境の価値を守ることで経済発展も目指す」では、多岐にわたる切り口から世界各地の多彩な取り組みを解説。

本書のコンセプトと構成/目次等

  1. 第1編 SDGsの実現と森林
  2. 第1章 森林とSDGsとの関わりについて
    第2章 「フォレスティング」から始まる森との新たな関係
    第3章 SDGs時代の広義の森林ビジネスの展望
    第4章 日本の森林所有者の意識と取り組み
    第5章 森林サービスビジネスとPESの国際動向

  3. 第2編 人々の健康とレクリエーションのために森を活かす
  4. 第1章 アメリカ編
    第2章 ヨーロッパ編

  5. 第3編 環境の価値を守ることで経済発展も目指す
  6. 第1章 協働により地域の再生をめざす
    第2章 自然の恵み(生態系サービス)を売る
    第3章 森と人の新たな関係を創る
    第4章 SDGs実現のための世界の戦略