再生可能エネルギー
所属：玉川大学
インターン生：Y.Aさん
石油や石炭、天然ガスと言った有限な資源である化石燃料に代わるものであり、風力や太陽の光、地熱のような自然界に存在する自然エネルギーを利用するエネルギーのことです。
再生可能エネルギーの必要性
現代社会では、エネルギー資源の大量消費により支えられており、将来的な人口の増加や、経済発展等を考えた場合、さらに大量のエネルギー資源が必要になります。その中で化石燃料は有限であり、このような状況が改善されなければ将来的に資源が枯渇すると考えられています。そして、その消費量に伴い環境に悪影響を及ぼす二酸化炭素や硫黄酸化物、窒素酸化物を排出するため地球環境問題の原因になります。
その打開策として再生可能エネルギーが挙がり、水力、太陽光、太陽熱、風力、地熱などから発電、給湯、冷暖房、輸送、燃料等に変換することができます。そして消費量に対し環境に悪影響を及ぼさないエネルギーなので、環境問題の点とエネルギー資源の問題の点の二つに大きく貢献することができます。しかしエネルギー量の観点から化石エネルギーに大きく依存しているのが現状です。
具体的な利用形態
多彩にある中でも元のエネルギーから別の形にエネルギー変換するものを太陽光、地熱、運動のカテゴリの中から一部紹介します。
太陽光（太陽光発電 光→電力）
太陽電池を用いて、太陽光を直接的に電力に変換します。天候の影響を受けやすいが、日光が当たる場所であれば発電が可能です。
太陽光（太陽帆 光→電力）
太陽光やイオンの反射を利用して宇宙船の推力に変換する器具です。これにより化石燃料を消費せずとも加速が得られることができます。
地熱（地熱発電 熱→電力）
地球内部の熱エネルギーを利用した発電方法です。太陽光発電と違い太陽の核エネルギーを必要としないので天候や時間に左右されないというメリットがあります。
水力発電 （運動→電力）
羽根車を回転させ、その動力で発電機を回し電気を得る発電方法です。現在では水路、ダム式、ダム水路式と形式分けがされています。これにより水位に落差をつけることで運動エネルギーに加え、位置エネルギーを追加したことから力学的エネルギーがさらに増加され、発電効率が向上されました。
風力発電 （運動→電力）
風力発電機を使い、ブレードという羽の部分に風を当てることで回転し、その動力で発電機を回し電気を得る方法です。こちらは昼夜を問わない代わりに一定の風力がない場合、または暴風雨など強力な風が流れている場合は発電することができないので安定したエネルギー供給ができないことがデメリットにあります。
将来的な展開
上記の大半は電気に還元されるものが多いのですが、実際の発電量はどの分野においても火力発電や原子力発電より劣っていることが現状です。また時間、天候、季節などに左右されエネルギー供給が不安定であることが大きな課題にあります。
しかし、近年ではコストパフォーマンスが改善され、従来の火力発電や原子力発電などの設備より規模が小さく、建設工期が短いことから各所に設置できるようになったため、一部の発電設備によるトラブルが発生しても被害が最小限に抑えられるようになりました。また、活用方法が多彩にあることも再生可能エネルギーのメリットであり特徴でもあるので、今後の将来性が注目されています。
宜しければSNSでのシェアをお願い致します！
