潮力発電

潮力発電とは

潮力発電とは潮の満ち引きによって生じる運動エネルギーを電力に変換する発電方式です。

背景

潮力発電がはじめて導入されたのは1966年にフランスのランス潮力発電所からでした。またヨーロッパでは地球温暖化対策の一つとして再生可能エネルギーの利用の政策によって海洋エネルギーを積極的に活用しています。

しかし日本では日本沿岸の波のエネルギーのポテンシャル量は平均して64MW/mとされていますがそれを十分に活用していません。最近ようやく政府が国土に対する海洋のエネルギー利用の重要性を認識し、潮力発電は今に至ります。

原理

水力発電と似ていて、堤防によって貯水池をつくります。これによって海から分離します。満潮時には貯水池が海面よりも低くなり、また干潮時には海面が逆に低くなります。

この状況から堤防を部分的に開くことで海面の高いところから低いところに向かって海水が流れるというエネルギー平衡という原理により流れた海水が設置しされたタービンを回転させ発電します。

効果と影響

現在、潮力発電に関しては実績が世界でも限られている状況にあります。代表例としてフランスのランス潮力発電所は1967年から46年(2013年現在)稼働し、年間の発電量は約600,000MW/h、平均出力は約68MWであります。これはフランス全体のエネルギー消費量の0.75%にも匹敵します。(計算はフランスの全エネルギー消費量に対する潮力の年間発電量の割合)。

また2011年に運転を開始した韓国の始華湖潮力発電所が今のところ最大です。影響として二酸化炭素を排出しないこと、また海水の高い位置から低い位置に流れることによってエネルギーが電力に変換されるエネルギー変換率の割合は極めて高いことがメリットです。

今後の展望と可能性

世界的に見ても潮力発電の普及率はあまり高くないことが予想されます。理由はいくつかあります。

第一に潮力の恩恵を受ける地域が限られていること、第二に潮力発電に投資してそれに見合うだけの利益を得られないと投資家たちが理解していること、第三にコストが高いこと。以上の理由を用いてこの発電事業の普及はあまり進まないことが予想されます。

解決法

上記の展望をひっくり返すだけの影響は日本には今のところ厳しいのが現実であります。なぜなら国土面積の10倍の海の広さを持っていたとしても潮力発電を開発するためのコストが不足しているからです。これが日本にとって最大の要因であります。

逆を言えばコストさえ克服すれば、この発電事業は大きな可能性を秘めているといえます。これは外国にも同じことが言えます。地理的な環境がいくら整っていたとしていても開発にサポートするための資金が不足している状況だからです。

したがって解決の道はコストをどう工面するかそれに左右されます。