充電ステーション

充電ステーションとは

近年増えてきた電気自動車のための、ガソリン自動車でのガソリンスタンドに相当する施設です。充電スタンドや充電スポットなどとも呼ばれます。商業施設や観光地などでこのような充電インフラが普及すれば環境対策に大いに貢献できるでしょう。

背景

地球温暖化問題の因子の一つとして二酸化炭素の排出による温室効果があります。我が国においては運輸部門からの排出が20%であり、さらにその中で自動車から排出されるものが実に90%を占めています。そこで、CO₂排出量の少ないEV(Electric Vehicle、電気自動車のこと。以下EVとする)の登場が期待されているのです。EVのCO₂排出量はガソリン自動車と比べると実に42%にまで抑えられることが実験で明らかになっています。

これは、仮に今のガソリン自動車がすべてEVに置き換わったと仮定するとわが国では12%以上も排出量が抑えられることになり、CO₂排出削減に非常に大きく貢献できることになります。このことからもEVの技術開発や充電ステーションの配置にどれだけ力を入れるかで環境への影響が大きく変わるかがうかがい知れます。

急速充電ステーションと一般充電ステーションの違い

充電ステーションには急速充電型と一般充電型がありますのでここではそのそれぞれの違いについて紹介していきたいと思います。急速充電ステーションの方は短時間での充電を想定しており、主にガソリンスタンドや高速SAなどで使用されています。具体的には5分間で40km程度の走行ができます。

一般充電ステーションでは充電には長時間を要する代わりに比較的安価で充電を行うことができます。病院や旅館、時間型駐車場などで主に使用されています。このタイプは30分に10kmほどの充電量なので、長居をしないガソリンスタンドや高速SAなどでは不向きです。

充電ステーションのメリット

電気ステーションのメリットとしては電気自動車のお客さんも呼び寄せることができるということと、エコに優しい事業所として業界内でアピールができることなどが挙げられます。さらに加盟する団体によっては補助金を受けることもできます。またなにより、先述の通り、電気スタンドが普及していけば二酸化炭素排出問題もかなり前進する可能性も浮上してきます。

充電ステーションのデメリット

増えてきたとはいえまだまだ足りず、また1ステーションで1つしかない箇所も存在する点などが挙げられます。また一般充電タイプだと充電に時間がかかってしまい、高速SAなどでは使えず、使う機会が制限されがちになってしまうという問題も依然としてあります。さらに数も少ないうえ、タイムによっては充電に時間がかかってしまうため、充電ステーションで渋滞が起こってしまうことも考えられます。

関連した動き

ガソリンスタンドに代わる新たな補給ステーションとして、充電ステーションを上げましたが、その他にも水素ステーションというものも注目を浴びています。水素ステーションとは、FCV(Fuel Cell Vehicle)と呼ばれる燃料電池自動車へ燃料となる高純度水素を供給するステーションとなります。

燃料補給の方式としてはオンサイト方式、オフサイト方式、移動式の3種類があり、改質器を設置し、それぞれの燃料を合成して水素を生成する方式です。オフサイト方式は製油所での水素製造、化学工場での副生水素の活用によってステーションに燃料である水素を運搬するシステムで、最後の移動式は燃料用の水素を詰めたタンカートラックから直接補給する方式です。オンサイト方式以外は最初から水素の状態で運ばれることになります。

将来の展望

電気自動車は水素自動車とともに近年注目を浴びてきた自動車です。CO₂排出問題が大きな環境問題となっている今、CO₂排出量を従来のガソリン車と比べて6割弱も減らすことができ、また最大で国内全体のCO₂排出値を12%以上も減らすことのできる可能性を秘めたEVは環境問題の救世主といえるかもしれません。

EVの充電ステーションの全国・全世界における設置を進めること、そしてさらにEVの燃費や充電面での更なる技術向上・充電インフラの整備が環境問題を劇的に改善へと向かわせることも期待できそうです。