石炭発電

石炭発電とは

石炭とは植物が地中、つまり酸素がない場所で圧力と熱によって可燃性になることです。ある意味化石とも言えます。近年ではエネルギー原料でとどまらず多方面で利用できるよう研究が進められています。この石炭を利用して電力を生み出す仕組みを石炭発電といいます。

石炭発電の歴史

古代ギリシャの記録によるとBC315年に石炭が鍛冶屋の燃料として既に使用されていました。また18世紀にはイギリスで製鉄法が定められ、18世紀後半には蒸気機関車の発明により石炭が主要な燃料となりました。すなわち産業革命が起こったのです。日本では江戸時代の初期に使用されていました。石炭は黒いダイヤと呼ばれ、当時は日本各地で発掘されていました。第二次世界大戦後、⑴傾斜生産方式により石炭産業は復興に非常に大きな影響をもたらしました。

石炭発電が使用されている場面

日本では5億2131万kl(原油換算、2014年度)の電力が使用されており、石炭発電は総発電量全体の25.3%を占めます。石炭の用途は、石炭総販売量1億8392万トンある中で、電気業が45.5%と約半数を占め、鉄鋼、窒業土石、紙・パルプと続きます(2013年度)。

石炭発電のメリット・デメリット

石炭発電がこんなにも使用されている主な理由として、他の発電方法と比較すると発電単価が低いことが挙げられます。また反対にデメリットは二酸化炭素排出量が非常に多いことです。そもそも火力発電は二酸化炭素の排出量が多いことが問題視されていますが、中でも石炭発電は二酸化炭素排出量が非常に多く、石油火力より3割も多いのです。

今後の課題

最近の石炭発電は以前よりも二酸化炭素の排出量が技術の進歩により改善されました。その成功を大いに活用するかのように日本はもちろん世界中で新たに発電所を建設する計画が準備されています。しかし、すでに大気中には二酸化炭素が溢れ地球温暖化、異常気象などの環境問題を引き起すきっかけとなりつつあります。そこで現在具体的に進められている計画として「Cool Gen計画」が推奨されています。これは日本が持つ世界最高水準の石炭火力の発電効率を世界とシェアすることです。また新たに電力を生み出すのではなく既存のモノを使用・節電などの取り組みが今の私たちへの課題であると考えられます。