石炭生産国・消費国|PPS-NET

石炭生産国・消費国

石炭生産国

2015年度、世界に196か国ある中で最も石炭の生産をしている国は1位が約35億トンで中国。2位が約8億トンでアメリカ。3位がインド、4位がオーストラリア、5位がインドネシアと続いています。将来も中国やインドなどの新興国には重要な資源として活用され続けます。

しかし、インドに関しては2020年までには輸入していた石炭をすべて自国で生産する動きもみられ、石炭生産国にとっては今までインドに輸出していた石炭の行方によって多少なりとも影響があります。

背景

石炭の多くは火力発電などのエネルギーとして使われています。他には鉄鋼、建材、化学工業などです。石炭は電力需要量に応じて比較的簡単に調整できる使いやすさがあります。一方で石炭はいずれ枯渇すると言われる有限資源です。その為、今後は無限資源と位置付けされている、自然の力を利用し環境にも配慮された再生可能エネルギーが代替エネルギーとして注目されています。

石炭消費国

2015年度、世界に196か国ある中で最も石炭の消費が多い国は1位が約20億トンで中国。2位が約4億トンでインド。3位がアメリカ、4位が日本、5位がロシアです。上位にランクインする国々は経済的に豊かな国や発展途上にある国が多くみられます。

過去10年間、中国が世界の石炭市場を支配してきました。中国は現在も支配しているが環境への負担が重い為に石炭消費は中期的に横ばいとなります。そうなれば石炭消費と生産のバランスの変化によって石炭貿易に影響が起きます。

背景

石炭が使われているのは石油や天然ガスに比べて埋蔵量を確保でき、埋蔵地域にも偏りが目立たないからです。また、価格も安定しているので長期的に利用できます。

一方、地球全体で燃やせる燃料の量は限られており、石油や天然ガスに比べて環境への負荷が大きく国際問題となっています。燃焼したCO2の排出量が多く地球温暖化の原因となっており大量消費の結果として大気汚染問題が深刻化しているのが現状です。また、2016年5月下旬に日本で行われたG7伊勢志摩サミットでは、「今年中のパリ協定の発効を目標に先進国がリードしていく」と話し合われ、石炭離れがささやかれています。

まとめ

石炭は安価で安定した供給が出来るので多くの国々で消費されてきました。しかし、石炭をエネルギーに電力を生み出す火力発電は二酸化炭素を大量に排出するため地球温暖化の原因となっています。

また、大気汚染の悪化にも繋がるので近年では中国の大気汚染問題が注視されています。環境に優しい発電の工夫を生み出す。もしくは自然の力を利用する発電をする。どちらを選択しても技術革新が必要です。