洋上風力

洋上風力とは

海洋上における風力電力のことです。

背景

洋上風力の歴史は、ヨーロッパから始まり、ヨーロッパ大陸は太平洋や北海に面し、安定した偏西風が吹くため適しています。1991年に世界で初めての洋上風力発電所がデンマークに建設され、それ以降オランダ、ベルギーに洋上風力発電が建設されました。

洋上風力発電と陸上風力発電との対比

メリット

  1. 風況がよく、乱れにくい。(景観)
  2. 道路に規制がないため、大型風車も安易に導入
  3. 陸に比べて立地可能領域が広く、年間を通して安定した風が入る

デメリット

  1. コストがかかる
  2. 天候に左右されてしまう
  3. 海洋生物への影響。(騒音、振動、送電ケーブルが原因)

関連した動き

2012年に千葉県銚子市沖や福岡県北九州市沖に洋上風力発電所を建設されました。青森県では、長年にわたり風力発電を行っていて、大規模な風力発電所が10か所以上稼働していて、その多くが六ヶ所村にあります。六ヶ所村は日本で最大の風力発電設備をもつ自治体です。

今後の展望・可能性

欧州では、風力発電が新電力による発電量の約20%を占めています(2011年時点)。日本は海に囲まれていて洋上風力発電を取り入れるには最適な国です。日本の中でも北海道と青森県は風力発電に適しています。しかし、貴重な鳥類が多く生息しているため大型風車を設置した場合、直径が100メートル近くなり回転する風車の羽根に鳥が衝突する可能性があります。

また、海上に大きな風車を設置するために波や潮の影響を抑える対策、海底に送電ケーブルを敷設、設置後の設備の点検や保守を洋上で行わなければならないためコストがかかります。そのため洋上風力発電所を建設することは簡単ではないですが、環境にやさしい方法でエネルギーを得ることができたら今問題になっている私たちの生活や生態系の問題も少し改善されます。