スターバックス、太陽光でUSB充電できる椅子を3店舗で導入

2016年10月31日

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

スターバックス、太陽光でUSB充電できる椅子を3店舗で導入の写真

東京都地球温暖化防止活動推進センターは、スターバックスと連携し、椅子型のソーラー充電スタンドを設置すると発表しました。この椅子により、USBの給電ポートにてPCやスマートフォンを充電しながら、スターバックスの空間を満喫することが可能となります。(一般社団法人エネルギー情報センター 新電力ネット運営事務局)

屋外の席でもPCやスマートフォンを楽しめる太陽光充電のチェア

東京都環境公社は、東京都を「スマートエネルギー都市」に改革する活動の一環として、スターバックスと提携し、都内のスタバ3店舗で、太陽光発電でUSB充電できる「シティチャージ」を設置すると発表しました。これまで、屋外の席でPCやスマートフォンを充電することは難しかったのですが、このシティチャージは椅子として利用できるので、外でもスタバの空間を楽しみながらPCを利用しやすくなりました。

そのほか、太陽光発電を身近に感じる機会の提供といった面もあり、かつ外国人旅行者へのおもてなしにも資するもので、非常用電源としても活用可能です。まずは、スターバックス3店舗に対し一年という期間を設け、ソーラー椅子を設置することとなっています(図1)。

スターバックス3店舗への設置日
  1. 上野恩賜公園店 平成28年10月28日(金)
  2. 二子玉川公園店 平成28年11月11日(金)
  3. 町田金森店   平成28年11月11日(金)
新型シティチャージをモデル設置するスターバックス店舗

図1 新型シティチャージをモデル設置するスターバックス店舗 出典:東京都地球温暖化防止活動推進センター

設置するソーラー椅子は2つのタイプ

今回設置されるソーラー椅子は2種類あり、それぞれのスターバックス店舗に配備されます。タイプAは、木を多用し、店舗の雰囲気に調和したデザインに仕上がっているものです。ブロックを組合せることにより、形状を自由に変えることができます。また、二子玉川公園店と町田金森店のソーラー椅子は多摩産材が利用されます。こちらは、矢木コーポレーションと旭硝子が開発した製品となります。

タイプBの特徴としては、省スペースで汎用性の高いデザインとなっています。人工衛星などに採用されている高効率な太陽電池が搭載され、約30%の高い変換効率を実現しています。また、発電した電気は座面の下に搭載された蓄電池に蓄えられるので、日照量が少ない時でも利用可能です。こちらの製品は、シャープが開発しています(図2)。

2タイプのソーラー椅子

図2 2タイプのソーラー椅子 出典:東京都地球温暖化防止活動推進センター

シティチャージ普及促進事業により実現

今回の一連の流れは、東京都環境公社が再生可能エネルギーの普及啓発に向けて推進する「シティチャージ普及促進事業」によるものです(図3)。シティチャージの設置は今回が初めてではなく、これまで東京タワー、虎ノ門ヒルズ、としまえんといった3か所にモデル設置されています。

実際の利用者へのアンケートでは、太陽光発電の普及啓発に大きな効果を上げており、増設希望、特にカフェ等への設置希望が多く寄せられました。また、施設管理者からは、移動可能で軽量なシティチャージの要望が多くありました。そうした利用者へのアンケート等のニーズを踏まえ、東京都環境公社がスターバックスと提携し、今回のソーラー椅子設置が実現しました。

シティチャージ普及促進事業の事業スキーム

図3 シティチャージ普及促進事業の事業スキーム 出典:東京都地球温暖化防止活動推進センター

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一般社団法人エネルギー情報センター

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