ローソンが電気販売、月間約12000円利用で年間約5300円お得に

2016年02月27日

一般社団法人エネルギー情報センター

新電力ネット運営事務局

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電力自由化に向け、三菱商事とローソンが共同設立した新電力、MCリテールエナジーが「まちエネ」として家庭向け電気料金プランを発表しました。このコラムでは、「まちエネ」が販売する電力の概観を見ていきたいと思います。(一般社団法人エネルギー情報センター 新電力ネット運営事務局)

ローソンと三菱商事が設立した新電力

ローソンと三菱商事が設立したMCリテールエナジーは、2016年4月の電力小売全面自由化に伴い、電気料金プラン「まちエネ」を発表しました。

東京電力の従量電灯B/Cで月の電力使用量が約12000円の家庭が「まちエネ」に切り替えた際、年間約5300円お得になります。利用量が多い需要家であるほど、料金削減の効果が上がります(図1)。料金削減のほかにも、ローソンなどで利用できるPontaポイントを付与するサービスも展開していきます。

ローソンの電気プラン概要

図1 料金削減のイメージ 出典:MCリテールエナジー

「まちエネ」の電気料金プラン

「まちエネ」の電気料金プランは1種類とシンプルな構成になっています。東京電力の「従量電灯B/C」と同様、アンペアごとの基本料金と3段階制の電力量料金で構成されます。基本料金と300kWhまでの電力量料金は「従量電灯B/C」と全く同じで、300kWh以上(目安:月間8100円以上)の単価のみ、約9%安い27.24円に設定されています(図2)。

まちエネと東京電力プランの比較

図2 まちエネと東京電力「従量電灯B/C」の比較 出典:MCリテールエナジー

ポンタポイント

1000円の電気代利用ごとに、ポンタポイントが10ポイント貯まります。1ポイントは1円として利用することができるほか、ローソンの「お試し引換券」と交換するなどが可能です。お試し引換券は、ローソンの製品と引き換えられる券であり、例えば120ポイント(120円相当)で食品(250円相当)と交換できます。時期により、引き換えできる商品は異なり、お試し引換券のラインナップによっては、よりお得に引き換えることも可能です。

供給エリア

電力供給エリアは、東京電力エリア内の、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、静岡県の一部(富士川以東)です。(離島を除きます)

申込方法

「まちエネ」のWebサイト上、もしくは書面にて申込が可能となっています。ただし、ローソン店舗での申込は現在のところ受け付けていない、とのことなので注意が必要です。

まちエネの申し込み方法

出典:MCリテールエナジー

電力調達と販売

「まちエネ」の電力を販売するのは、三菱商事とローソンが共同設立した小売事業者のMCリテールエナジーです。電力の調達に関しては、三菱商事の関連会社であるダイヤモンドパワーが中心となって実施されます。ローソンの役割としては、関東圏内に約4000店舗あり、身近な存在である特徴を活用し、需要家との橋渡しになるという形をとります。

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EICは、①エネルギーに関する正しい情報を客観的にわかりやすく広くつたえること②ICTとエネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること、に関わる活動を通じて、安定したエネルギーの供給の一助になることを目的として設立された新電力ネットの運営団体。

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